言葉~方言:エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part11. [言葉~方言]

ちょっと間が空いてしまいましたが、
久し振りに「【愛媛弁/伊予弁】講座...。」です。

今回は、↓これです。



≪~(し)もって/~(し)よって≫

<例>
(愛媛弁)
「行きもって話ししょう。」
(標準語)
「行きながら(歩きながら)話をしましょう。」


<例>
(愛媛弁)
「先、行きよって。」
(標準語)
「先に行って。」





私の考えでは、
歩きよって話ししょう。」とか、
先、行きもって。」と言う言い方は、たぶんしないだろうと思います...。


でも、
「歩きよって転んだ。」とか、
「行きもって話したらいかんよ。」と言う言い方は、します...。
又、(しつこいですが、)
「歩きもって転んだ。」とか、
「行きよって話したらいかんよ。」と言う言い方も、たぶんしないと思います...。


どう言う場合(行動)に「もって」なのか、
どう言う場合(行動)に「よって」なのか、
きっと「何か「きまり」が有る」のだと思いますが、
私には、「その明確な答え」が解りません...。
すいません...。



話を続けます...。



<例>

(愛媛弁)
「忘れたらいかん思いもって忘れた...。」
(標準語)
「忘れたらいけないと思ったのに忘れた...。」


<例>
(愛媛弁)
「(誰かに注意する為に)忘れたらいかん言いよって、
 (私が)忘れた...。」
又は、
「(誰かに注意する為に)「忘れたらいかんよ」て
  言わないかん思いよって、
 (私が)忘れた...。」
標準語)
「(誰かに注意する為に)忘れたらいけないよと(偉そうに)助言した
 (その私が)忘れてしまった...。」
又は、
「(誰かに注意する為に)「忘れたらいけないよ」と
  言わなければいけないと思っていた
 (その私が)忘れてしまった...。」





この感じ(ニュアンス)、文章だけで伝えるのは、本当に難しいです。

でも、
(人に対しての)「思い」や「言葉」と、
(自分自身に降り掛かった)結果や行動が「違う」時、
↑こう言う言い方をします。



ちょっと複雑になり過ぎた感じなので、
ここで「まとめ」です。

つまり、
「言いながら=言いもって」
「書きながら=書きもって」
「見ながら=見もって/見よって」
「持ちながら=持ちよって」
等の表現と、
「言ったのに=言いもって/言いよって(言いよったのに)」
「書いたのに=書きもって/書きよって(書きよったのに)」
「見ていたのに=見もって/見よって(見よったのに)」
「持っていたのに=持ちよって(持ちよったのに)」
等の表現が、
~(し)もって/~(し)よって」です。


と言った所で...。

それでは...。また...。


{み}



(「愛媛弁/伊予弁」繋がりで、でも内容は変わりますが、明日へ続く...。)



《追記》
本当に、軽い気持ちで、
↑この「~(し)もって/~(し)よって」を書き始めたのに、
説明の難しさに、何度も、「没っ!」にしてしまいそうでした...。

でも、とても「愛媛弁/伊予弁」らしい言い方ではないかと思い、
頑張って書かせて頂きました...。

御理解頂ければ幸いです...。
どうも有り難うございました。{み}


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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part10. [言葉~方言]

ちょっと間が空いてしまいましたが、
久し振りに「【愛媛弁/伊予弁】講座...。」です。

いつも書かせて頂く事ですが、
このブログで「愛媛弁/伊予弁」の事を書かせて頂く様になっても、
「そんなに書かせて頂く事は無いだろう。」と思って居ました。

でも、
・これも
・あれも
それも
「愛媛弁/伊予弁」だったと気が付く事が有り...。

今日も、「ふとした切っ掛けで」気が付いた言葉です。

それは、「もんた」です。

これは、「帰った」「戻った」事です。



家や職場等、どこかに「帰った時」に、
それを迎えた人が、
「もんた?」
「もんたか?」
「もんたんか?」
と言います。

つまり、
「帰った?(戻った?)」
「帰ったか?(戻ったか?)」
「帰ったのか?(もどったのか?)」
と言う意味です。


そして、↑この「疑問文の返事」に、
「もんた。」
と言う時が有り、これは、
「(うん、)帰った。(戻った。)」
「(ええ、)帰りました。(戻りました。)」
と言う意味になります。



さて...。

ここから、少し複雑になりますが、
この「もんた」の「疑問文」を、
「帰った(戻った)本人」に「直接」言う場合は、
「帰ったのか?(戻ったのか?)」よりも、
「おかえりなさい」の意味が強いのではないかと思います。


又、この(「もんた」の)「疑問文」を、
「帰った(戻った)本人では無い第三者」に言う場合は、
「帰って来たか?」
か、
「戻って来たか?」「戻ったのか?」
と言う意味になります。



つまり...。



ここからは勝手な解釈ですが、
「もんた」は「戻った」の
「訛(なま)った物」ではないかと思います。



話を少し変えます。

この「もんた」は、↓こんな使い方もします。

それは、
「もんて来(こ)ぉわい。」
です。


↑これは、
「もんた」の後に、
「愛媛弁」の「来る=来(こ)ぉわい」
を続けた言葉です。

意味は、
「「帰って」来ます。」
です。

しかし、この「もんて=帰って」は、
・帰省する。
・一旦(どこかへ)帰る事。
で、
「「帰った後に」再び「その場所・地域」へ戻って来る」
言う意味が有る場合にだけ使います。
【御参照=【愛媛弁/伊予弁】講座...。[言葉~方言]/2008-12-15記入分】
  


<例>
(愛媛弁)
Aさん「ほな、もんて来(こ)ぉわい。」
Bさん「気ぃ付けて。いつもんて来る?」
Aさん「来週、もんて来(こ)ぉわい。」
(標準語)
Aさん「じゃぁ、帰省(帰国等)します。」
Bさん「お気を付けて。いつ戻って来るのですか?」
Aさん「来週、(今いる場所・地域へ)帰り(戻り)ます。」



今日の最後は、少し解り難い内容になってしまいました...。

もう、今日は、多くを語らず、これで...。


{み}



≪お願い≫
↓これは、以前に書かせて頂いた記事です。
是非、多くの方にお読み頂きたい内容の記事です。

↓このURLをクリックして頂くと、その記事へ移動致します。
http://yasuomiyauchi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-12
【失礼な噂、誹謗中傷に対して。[御報告致します。] /2013-06-12記入分】

どうぞお読み下さい。


{み}



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part9. [言葉~方言]

このブログで「愛媛弁/伊予弁」の事を書かせて頂く様になっても、
「そんなに書かせて頂く事は無いだろう。」と思って居ました。

でも、
・これも
・あれも
・それも
「愛媛弁/伊予弁」だったと気が付く事が有り...。

今日も、「ふとした切っ掛けで」気が付いた言葉です。

と言うのも...。


~※~
この時季は、夜と明け方の気温が違うので、
寝具や寝る時の格好に気を付けないと体調を崩し易いです。


布団に入る頃に丁度良い状態だと、明け方寒くて目を覚まし...。


明け方に丁度良い状態だと、布団に入る頃には暑く...。
この状態で、そのまま布団に入って居ると、
知らず知らずの内に、布団を「蹴飛ばして」居ます...。
~※~


と、この「~※~」の中の内容を書かせて頂いたら、
ふと、普段、
「蹴飛ばす」とは言って居ない事に気が付きました。


それでは何と言ってるか...。

それは...。





≪けつる≫
「蹴飛ばす」の意味。

<例>
(愛媛弁)
「布団が暑かったんか、寝とる時、
 布団、けつとった...。
 明け方、寒ぅて目ぇ覚めた...。」
(標準語)
「布団が暑かったのか、寝てる間に(無意識の内に)、
 布団を蹴っ飛ばして居た...。
 明け方、寒くて目が覚めた...。」

「蹴る」と言うよりは、
「蹴飛ばす」の方が近い様に思います。

又、これは私の個人的意見ですが、
普通の「蹴飛ばす」と言うよりも、
「少々」乱暴な状態で、
「蹴っ飛ばす」と言う状態の様に思います。


{み}



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part8. [言葉~方言]

腹が立つ時...。

悔しい時...。

思わず、そう思わせた人へ
「同じ事」をしてやりたいと思ってしまうけれど...。

そんな時...。

心の中で、もう一人の自分が、
「そんな事、せんとぉき...。」
と言うのが聞こえる気がする..。

これも「愛媛弁/伊予弁」です...。

「そんな事、せんとき。」
とか、
「そんな事、すな!」
と言う言い方は、
(関西圏のタレントさんの使う言葉で)良く耳にしますが、
「せんとぉき」と言う言い方は、珍しいと思います。





と書かせて頂いて、「念の為」、ネットで調べてみたら、
やはり、「せんとぉき」では(ネットで)ヒットせず...。



この「せんとぉき」は、決して「強い言い方」では無く、
「そんなバカな事、しない様にしようよ...。」
と言うか、
「そんな事しない方が良いよ...。」
と言うか、
「そんな事、する必要無いよ...。」
と言うか...。

いずれにしても、こんな意味の言葉です。



「せんとぉき」を実際に発音すると、
「せんとぅき」と聞こえたり、
「せんとおき」と聞こえたりする物です。

その発音のどれもが、まるで「戦闘機」みたいに聞こえます。





「戦闘機」...。

なるほど...。

確かに...。





「やり返す」なんて、時間も労力も無駄な事...。

そんな事をしなくても「そう言う人」は、
いずれ必ず「同じ目に遭う」筈...。

だから...。

「何もしない」のが、一番の得策...。

「何もしない」のが、一番の攻撃...。

なるほど...。

なるほど...。

なる、ほど...。


{み}



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part7. [言葉~方言]

今日の↓この内容、最初は、
「ぼそっ...。」
と呟いた独り言についてだけ書かせて頂くつもりだったのですが、
書けば書く程、「奥が深い事」に気が付き...。

ちょっと長い文章になってしまいました...。
どうぞお許し下さい...。

それでは、始めます...。

 

と、ここで、突然ですが...。(と言う「書き出し」が多い、このブログです...。)

「いかぃでも」
と「ひらがな」だけで書かせて頂くと解らない物も、
「行かぃでも」
と書かせて頂くと「ほんの少しだけ」解り易くなる様な気がするのは、
気のせいでしょうか...?

↑この「ぃ」=「小さい「ぃ」」の発音が、
ちょっと難しいです...。

「い」とはっきり発音せず...。
でも、「子音」の様な「曖昧」で無く...。

 

と...。

ここで、この言葉の意味を書かせて頂くよりも、
こんな「例文」で...。





先日、近所へ買い物に出ようとした時、急に雨が降り出し...。

思わず、玄関で、
「行かぃでもえぇか...。」
と、独り言...。

そして、そのまま買い物には出掛ける事はせず...。





この「例文」でお解り頂けると思いますが、
「行かぃでもえぇか」=「行かなくても良いか」
と言う「意味」で、
「行かぃでも」は「行かなくても」と言う意味です...。


これが、
「行か「ん」でも」ならば、
良く耳にする「関西圏の表現」だと思いますが、
「行か「ぃ」でも」は、
やはり「愛媛弁/伊予弁」ならではの言い方だと思います...。

 

更に...。

「せ「ん」でも」が「関西圏の表現」ならば、
「せ「ぇ」でも」が、「愛媛弁/伊予弁」ならではの言い方で...。

これは、
「しなくても」と言う「意味」です。

何か、
・面倒な事。
・手間の掛かる事。
・細かい動作。
・見て居て、イライラしてくる様な行動...。
の時に、
「そんなん、せぇでもえぇが!」
又は、
「そんなん、せぇでも良かろ?!」
と言う言い方をします...。

これは、「そんな事、しなくても良いか...。」
と言う意味です。

 

同様に「ぃ」「ぇ」を使う形です...。

「立たぃでも」
「開けぇでも」
「点けぇでも」
「飲まぃでも」(これは「飲まぁでも」と「ぁ」を使う場合も有り)
「戻らぃでも」
「座らぃでも」
「付かぃでも」

これらは、
「どんな時に使うかな?」
「どんな例文が良いか?」
とあれこれ考えても良い「例文」が出て来ず、
「気分を換えよう」とした時の行動です。

・PCから離れる為に、椅子から「立ち上がり」、
・部屋を出る為に、ドアを「開けて」、
・部屋を出た廊下の電気を「点け」、
・台所に行き、飲み物を「飲み」、
・再び部屋に「戻り」、
・椅子に「座り」、
それでも、何も良い例文が思い浮かばず、肘を「付き」、
と...。

これら一連の行動が全て「例文」として使え...。


なるほど、「ぃ」「ぇ」は、本当に良く
・使います。
・使えます。

 

しかし...。

 

これは、私の「勝手な解釈」なのですが...。

 

↑この「ぃ」「ぇ」を使う表現は、
全て、「その行動自体を否定する」意味なので、
「自分自身の行動に対して使う」のなら問題無いと思いますが、
「誰かに」対して使ってしまうと、
「何故、そんな事をする(又は、「した」)のですか?」
とか、
「何故、そんな事をしなければならない(又は、「いけなかった」)のですか?」
と、相手に対して「とてもキツイ言い方」になってしまう気がします...。

 

 

等と...。

いつも偉そうに...。

 

 

いつも思いますが...。

私にとって、愛媛は、「出身地」=「生まれた場所」でも、
育った場所でも無いのに、
ふとした「独り言」が、「愛媛弁/伊予弁」に...。

何故?


ましてや、愛媛は、もう何十年と、行った事の無い場所なのに...。

何故?

何故?

何故?


{み}

 

《追記》
このブログの「検索ワード」で、とっても多いのが、
・愛媛弁
・伊予弁
です...。

なのに、随分久し振りの
「【愛媛弁/伊予弁】講座」になってしまいました...。{み}



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音程付き...。 [言葉~方言]

「関西圏」の方ならお解り頂けると思います、
「数を数える時」に「音程が付く事」を...。


と「一口(ひとくち)」に言っても、
「その音程」は、様々で...。

≪例1.≫

110712-01.jpg

≪例2.≫

110712-02.jpg

↑この2つは、あくまでも「参考程度」です!

決して、
・これらが正しい音程。
・この2種類しか無い。
と言う訳では有りません...。

悪しからず...。

 

ですから、↑この2つを見て...。

「せやせや!」(標準語で「そうそう!」)
と思うか...。

「ちょっとちゃうやん!」(標準語で「ちょっと違うんじゃない?」)
と思うか...。

それとも...。

「ふぅ~ん...。」(標準語で「ふぅ~ん...。」、って同(おんな)じやん!)
と思うか...。


人それぞれだと思います。
(って、当たり前!)


(^^;) 汗...。


{み}



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part6. [言葉~方言]

普段の生活の中、
ふとした切っ掛けで「ブログネタ」を思い付く事が有り...。



町で「迷子の犬」を見掛けた時、ふと「コータロー」を思い出し...。

「コータロー」は、しっかりと繋いで有るので、
「迷子になる」と言う事は、まず無いだろうと思い...。

しかしもし、「コータロー」が、
何かの切っ掛けで「勝手に家を出た」としたら
両親は、さぞ心配をするだろうと思い...。

「凄く心配した後」に帰って来た「コータロー」に、
両親は、「何と」声を掛けるだろうと思ったら、
今日の「このブログネタ」になりました...。

何て長い「前置き」...。(^^;) 汗...。



さて...。



「その時」...。

たぶん...。



父「どこ行っとったんぞ!」
母「どこ行っとったんぞね!」
と「怒る」と思います、きっと...。
(これは、勿論「愛媛弁/伊予弁」です...。)



上記の、両親の「愛媛弁/伊予弁」を、それぞれ「標準語」にすると、
父「どこ行ってたんだ!」
母「どこ行ってたの!」
となり...。



再度、さて...。



この、母の「どこ行っとったんぞね!」は、
「どこ行っとったん!」となる事も考えられます...。

更に、その「どこ行っとったんぞね!」は、
「どこ行っとったんぞな!」になる事も考えられ...。
(「標準語」では、同じ「どこ行ってたの!」になります。)



しかし!

しかし!

しかし!



もし、この「ぞな」の次に「もし」と続け、
「どこ行っとったんぞなもし!」
だとしたら、これはもう絶対に、
「コータロー」に対して使う言葉では無い言葉になります。

何故なら、「ぞなもし」を「標準語」にすると、
「どこに行ってたんですか?」
or
「どこに行ってらしたんですか?」
と、
「「少し~凄く」の範囲で」、とても丁寧な「伺い方」の表現で...。



この様に「夏目漱石の坊ちゃん」で有名になった「ぞなもし」は、
やはり「目上 or 年上の方」に対して使う言葉か、
「親しい間柄」でも「丁寧な言葉使いをする時」に用いる言葉で、
決して「からかう」とか「おちょくる」とか、
そう言う思いで使う言葉では無く...。

そう、以前にも触れさせて頂きましたが...。
【御参照=【愛媛弁/伊予弁】講座...。[言葉~方言]/2008-12-15記入分】



と...。

長々失礼しました...。


{み}



《追記》
このブログの「検索ワード」で、とっても多いのが、
・愛媛弁
・伊予弁
です...。

それだけ「興味を持って頂き易い方言」なのかもしれません...。{み}



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part5. [言葉~方言]

以前、↓こんな内容を書かせて頂きました。
【御参照=猫好き...。01-01.[好き(1)猫]/2009-01-10記入分】
【御参照=猫さん達の集会...。[好き(1)猫]/2009-06-20記入分】

その度、↓この言葉を「心の中で」呟いておりましたが...。

先日、近所に買い物に出た時、
普段見掛けない1匹のノラ猫さんを見掛けました...。



で、その時、
「ここんねき、本当によぉおる...。」
と(小さい声で)独り言...。



「見掛けた事の無い」新しいノラ猫さんの発見に「驚き」、
又、「嬉しくて」、思わず口から出てしまった一言でした...。



そして...。



「口にしてみて」、初めて気が付きました...。





「あ...。これも、愛媛弁...。」
と...。
(気が付くのが遅い?(^^;) 汗...。)



《ここんねき》
・「ここら辺」or「この辺」を、愛媛弁では、「ここんねき」と言います。

<例>
(愛媛弁)
「(物を捜しながら)ここんねき置いたんやけどなぁ...。」
(標準語)
「(物を捜しながら)ここら辺に置いたんだけどなぁ...。」

「話の前後」が有れば、通じると思いますが、
「ここんねき」だけ聞いたら、解らない言葉ですよね?



さて...。

「↑この例」を使ったのには、「理由(わけ)」が有り...。


{み}



(内容は変わりますが、明日へ続く...。)



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part4-2. [言葉~方言]

(昨日の続きです。)

「愛媛弁/伊予弁」では、↓これを、こう読みます...。

「風が悪い」=「ふうがわるい」or「ふがわるい」

そして、↓こんな風に使います...。



<例1.>
(愛媛弁)
「そんな格好しやれん!風が悪い!」
(標準語)
「そんな格好をしたらダメ!だらしない!」



<例2.>
(愛媛弁)
「そんな喋り方、風が悪い!」
(標準語)
「そんな話し方をしたら、人が笑うよ!」



<例3.>
(愛媛弁)
「そんな盛り方、風が悪い...。」
(標準語)
「そんな盛り方をしたら、見栄えがしないよ...。」



「<例1.>」は、「体裁が悪い」or「格好悪い」or「世間体が悪い」
「<例2.>」は、「印象が悪い」or「品がない」、
「<例3.>」は、「見掛けが悪い」と言う感じでしょうか...。

そして、いずれも、
「人が笑うよ!」と言う感じの意味を持つ様な気がします...。



つまり...。



「人の目」=「どう見られるか?」を「意識」した、
・意見 or 感想。
・躾。
・道徳観。
の言葉だと思います...。



思えば...。



小さい頃から...。



何度、「風が悪い!」と(両親から)怒られた事か...。(--;) 汗...。


{み}



《追記》
今日の↑この「風が悪い」も、先日の「はしかい」同様、
「愛媛弁/伊予弁」に「限定」された物で無いと、
(今回の書き込みの為、ネットで調べて)知りました...。

私自身の、「知識の浅さ」を痛感...。

なのに、こんな偉そうに書いて...。

風が悪い...。(笑){み}



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part4-1. [言葉~方言]

(昨日の続きです。)

突然ですが...。

↓この言葉、「どう」お読みになりますか?

「風が悪い。」





「かぜがわるい」ですか?

それとも...?


{み}



(更に、明日へ続く...。)



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part3-2. [言葉~方言]

(昨日の続きです。)

さて...。

お待たせしました...。

その、「この言葉」とは...。















↓(←「昨日からの続き」なのに、まだ引っ張る...。(^^;) 汗...。)














「はしかい」です...。

「愛媛弁/伊予弁」では、「はしかい」を、↓こんな風に使います...。



<例1.>
(愛媛弁)
「このセーター、はしかい...。」
(標準語)
「このセーター、チクチクする...。」



<例2.>
(愛媛弁)
A:「(売り場で、1枚のセーターを手にし、「B」に見せながら)こんなんは?」
B:「う~ん...。はしかい...。」
(標準語)
A:「(売り場で、1枚のセーターを手にし、「B」に見せながら)こんなのどう?」
B:「う~ん...。チクチクしそう...。」



<例3.>
(愛媛弁)
「床屋行ったら、首がはしかい...。」
(標準語)
「床屋に行ったばかりで、切った毛が着て居る服の首元に入ったみたいで、
 首の辺りがチクチクする...。」



↑こんな風に、凄~く「短い文章」で、
こんなに長い文章も表現出来てしまうので、
「とっても便利な」言葉です...。(笑)


{み}



(「言葉」は違いますが、明日へ続く...。)



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part3-1. [言葉~方言]

勿論...。

「この言葉」が、「愛媛弁/伊予弁」だと言う事は解って居ました...。

そこで...。

「この内容」を書かせて頂く為に、「念の為」、ネットで調べてみた所...。




















驚き...。

「この言葉」が、他の地区でも使われ、
尚且つ、「全く違う意味を持つ事」は、知りませんでした...。



こんなに在るなんて...。

こんなに違うなんて...。

どうぞ、御自身で「検索」なさって下さい...。



きっと、その多さに、驚かれる筈...。



さて...。

「この言葉」とは...。


{み}



(「こんなに引っ張っておいて」、明日へ続く...。(笑))



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part2. [言葉~方言]

先日、
「宮内さんも「だんだん」って言ったりするんですか?」
と言う御質問を頂戴し、
間髪入れず、
「いえ、言いません...。」
とお答えしました。





と、突然、こんな内容ですが...。





最近、「愛媛・松山」が舞台のテレビドラマの放送が有り、観てみました...。

091219.jpg

【坂の上の雲】

この中で、何度も、
「有り難う」の方言で「だんだん」
が出て来て...。

きっと「↑こう言う質問をされるぞ...。」
と思って居たら、やっぱり...。(笑)



「愛媛弁」と一口に言っても、
・時代
・地域
によって、異なり...。


ですから、私は勿論、私の両親も、
「だんだん」を使った事が有りませんし、
私の祖父母の口から「だんだん」を聞いた記憶も有りません...。



「有り難う」は、やはり、
・おおきに
か、
・(「標準語」とは違うアクセントの)有り難う
の「どちらか」です。



話を少し変えて...。

ドラマの中で、登場人物の皆さんが「愛媛弁」を使っていらっしゃいますが、
私が、一番「上手だな」と感じたのは、伊藤四郎さんでした。


伊藤四郎さんの「イントネーション」や「アクセント」が、
一番「本物の愛媛弁」に近く...。
(と言うか「完璧な愛媛弁」で...。)


他の皆さんが使っていらっしゃる「愛媛弁」は、どちらかと言うと、
「愛媛弁」と言うより「関西弁」に近く...。


「愛媛弁」で使われる「語句」は、とても「関西弁」に似て居ますが、
その「イントネーション」や「アクセント」が、異なり...。


ですから、私が「愛媛弁」を「関西圏」で話す(使う)と、
「それは何処の言葉ですか?」
と聞かれます...。


それだけ、「愛媛弁」には、
独自の「イントネーション」や「アクセント」が在ると言う事で...。


↑これは何も、「愛媛弁」に限った事では無く、
「お国訛り」&「方言」は皆、同じ様な事が在るんだと思います...。


{み}



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お呼びが掛かれば何処までも! [言葉~方言]

(一昨日の続きです。)

仕事柄、色々な所に行かせて頂きます。
本当に、「色々な所」です...。


全国津々浦々!
お呼びが掛かれば何処までも!

これがずっと、私のエレクトーンデモンストレーター人生の
「標語(主義主張)」となって居ます。(笑)


そこで、話題を、一昨日からの続き、「お国訛り」&「方言」に...。


これだけ「交通機関」が発達した現代、
大抵(たいてい)の場所は、「日帰り」が出来る様になりました。

エレクトーンデモンストレーターの仕事で、
「朝10:00~の研修・講座の講師」と言う「定番人気企画」が有ります。

この場合、開場入りが「9:00」、又は、「9:30」入りが「普通」です。

この「入り時間」だと、
東京を「基点」にして、
・~仙台。<東北新幹線>
・~新潟。<上越新幹線>
・~長野。<長野新幹線>
・~松本。<特急あずさ>
・~大阪。<東海道新幹線>
までならば、「その日の早朝出掛ければ」、十分間に合います...。

更に!
飛行機を利用すれば、
・~札幌。
・~博多。
も、勿論、間に合います...。
(共に、空港が、「同市内」に非常に近い!)

ちなみに...。
その「研修・講座」は、平均「12:30」には、本番が終了しますので、
「御挨拶」を済ませ、スグに「移動状態」に入ると、
夕方、季節に寄っては「陽の有る内に」、自宅に帰り着けます...。


何と言う速さ...。
何と言う便利さ...。

でもね...。

「ココは、何処だっけ?」と、
「今、何処に居るのか?」が、解ら無くなる時も、しばしば...。


ところで!
全国、「何処に行っても有る物」は、必ず何処に行っても有ります...。(笑)

例)
・各種コンビニ。
・各種大型スーパー。
・各種ドラッグストア。
・某「国際的有名」ハンバーガーショップ。
・ユニ○ロ等の大型衣料品店。
・ス○バやタ○ーズ等の「各種コーヒー店」。
・最大手の「百円ショップ」、ダ○ソー。
等等等...。


駅前に降り立ったその風景は...。
会場の近所の風景は...。
何処も...。
大体同じ...。

せめてもの「救い(慰め)」は、
その場所場所で「お国訛り」&「方言」に接した時...。

「あぁ、今、俺、○○(某地方都市名)に居るんだなぁ...。」(しみじみ...。)(笑)
と初めて実感出来...。


嬉しいです...。
とても有り難いです...。

そして、その時、いつもこう思います...。
こう言う「忙しさ」を...。
この、長い移動の「疲れ」を...。
「俺、決して嫌いじゃ無いな...。」と...。


{み}



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某地方都市&東京...。 [言葉~方言]

(昨日の続きです。)

気が付けば、今日は、「クリスマス・イヴ」...。

今日の「クリスマス・イヴ」は、こんな一日です。




跳び廻っています.jpg
本当に、「飛び回って」居ます。

↑この画像は、「日本手拭い」の柄で、
「飛び回ってる」と「跳び廻ってる」を「掛けて」居る物です。
「粋」な「洒落」です...。

もしかしたら、先日御紹介させて頂いた「某地方都市」に居て、
「お国訛り」&「方言」を聞かせて頂いて居るかも...。
それとも、夜のコンサートの為に、東京で忙しくして居るかも...。
(この両方?)(笑)

いずれにしても...。

今日の「クリスマス・イヴ」も、
明日の「クリスマス」も、
仕事です...。


今年も、私にとって、「クリスマス・イヴ」や「クリスマス」は、
「ただの仕事の日」です...。

「クリスマス・ケーキ」、ここ数年、食べて居ません...。
「クリスマス・パーティー」?
何ですか、それ???

(TcT)すん...。

いかん...。
気を取り直して...。(笑)


「お国訛り」&「方言」については、明後日に続きます...。


{み}



(明後日へ続く...。)



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とっとっと! [言葉~方言]

(昨日の続きです。)

某「博多出身」のお笑いコンビ(?)の方の「ネタ」に、こんなのが有りました。
(↑あの「児玉清さんの物真似」で、一躍有名になられた方です。)

(博多弁)
「とうとうとととっとと?」
(標準語)
「あなたは、ついに「トト」を当てたのですか?」
(「トト」=サッカーくじ「toto」の事。)

もしかしたら、この文章の最後の、「とっとと?」は、
・とったと?
又は、
・とっとっと?
の方が「正しい博多弁」かもしれませんが...。

私は、「博多弁」は話せませんし、
博多に友人はおりませんので、良く解りませんが...。


そうそう...。
「とっとっと!」
と言えば...。





《AとB、電車の中で、空いて居る席を巡って=博多編》

A:「この席、とっとっと?」
B:「とっとっと!」


《AとB、電車の中で、空いて居る席を巡って=標準語編》

A:「この席、獲っていらっしゃいますか?」
B:「えぇ、獲って居ます!」
(↑「獲って=確保して」の意味。)


更に、もう1つ...。


(博多弁)
「ここすっすっす!」
(標準語)
「この場所、「スースー」隙間風が入って来て寒い!」

これは、もしかしたら、「すっすっす!」は、
「博多弁」に限らず、「九州全般で使われる方言」なのかもしれませんが...。

私は、「九州弁」は話せませんし、
九州に友人はおりませんので、良く解りませんが...。


それにしても、何て素晴らしい「短縮表現」!(笑)


もし、上記2つ以外に「同じ音3音」の「博多弁」「九州弁」を御存知の方、
どうぞ、お教え下さい...。

この内容を書かせて頂くと決めてから、私、
「あ」から「ん」まで、「全部」、自分で試してみたのですが、
見付かりませんでした...。
でも、もしかしたら、私の発音が間違って居るだけで、
他にも有るのかもでしれません...。

さて...。
先程から、「九州弁」と書かせて頂いておりますが、
これは、「間違った表現」だと思います。

同様に「関西弁」も「間違い」だと思います...。
(そう言えば「東北弁」と言う表現も...。)

こんなに「大雑把に」、方言を表現しては、
それぞれの「お国訛り」が、台無し...。
ですよね?

失礼しました...。m(_ _)m


{こう言う「お国訛り」&「方言」については、
まだまだ続かせて頂きます...。


{み}



(明日へ続く...。)



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ちゃうちゃう! [言葉~方言]

(昨日の続きです。)

下記の「関西圏編」を、すぐに「一度も間違えずに言える」方、
是非、お友達になりましょう!(笑)


《AとB、犬を見ながらの会話=関西圏編》

A:「あっ!チャウチャウ!」
B:「えっ?ちゃうちゃう!」
A:「えぇ~っ!チャウチャウちゃう?」
B:「チャウチャウちゃうんちゃう?」
A:「えぇ~っ!チャウチャウちゃうんちゃうん?」
B:「(その犬を抱き上げて)ほれ。チャウチャウちゃう...。あれっ?」
A:「ほらぁ~っ!チャウチャウちゃうん?」


《AとB、犬を見ながらの会話=関東圏編》

A:「あっ!チャウチャウだ!」
B:「えっ?違う違う!」
A:「えぇ~っ!チャウチャウじゃ無い?」
B:「チャウチャウじゃ無いんじゃないの?」
A:「えぇ~っ!チャウチャウじゃ無い訳無いんじゃない?」
B:「(その犬を抱き上げて)ほら。チャウチャウじゃ無い...。あれっ?」
A:「ほらぁ~っ!チャウチャウでしょう?」


この内容を書かせて頂くに辺り、
「チャウチャウ犬」の画像を探しましたが、
なかなか良い画像が見付かりませんでした...。

しかし、↓「こんな画像」がヒットしましたので御紹介させて頂くと...。

081222.jpg

このTシャツの背面に書かれた文章を「標準語」に直すと、
「これ、チャウチャウじゃない?」
「違う違う、チャウチャウじゃないよ」
となります...。(笑)

なるほど...。
「関西弁」と一口に言っても、沢山の種類が有る訳で...。


こう言う「お国訛り」&「方言」については、
まだまだ続かせて頂きます...。


{み}



(明日へ続く...。)



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自由自在...。 [言葉~方言]

今日までの、このブログでお伝えして居る通り、
・私の両親の出身地は、愛媛で、家の中では「愛媛弁/伊予弁」でした。
・私の出身地は、愛知県岡崎市の「康生町(こうせいちょう)」でした。
・そして、私の育ち、その殆どは、千葉でした。

千葉にも「お国訛り=方言」が有りましたが、
それでも、ずっと「標準語」に近い言葉でした...。

さて、そんな私は、
普段、仕事の時は、「標準語」です。
しかし、家に帰れば、例え「独り言」でも、やっぱり「愛媛弁/伊予弁」です...。
そう「愛媛弁/伊予弁=京都弁に近い方言」で...。

例えば...。
「独り言」で、決して「あぁ疲れたなぁ...。」とは言いません...。
やっぱり、「あぁしんど...。」です...。(笑)

これは、「変えよう」とか、「切り替えよう or 使い分けよう」とかでは無く、
「その時々の雰囲気」で「自由自在」、
どうにでもなってしまう物です...。

そこで今日は、「こんな話」です...。

某年某月某日。

新幹線で名古屋に行き、そのまま名鉄の乗り場へ...。
そして、名鉄沿線の「某所」で仕事を1本済ませた後、
名古屋へとんぼ返り...。

その足で、今度は、近鉄の乗り場へ...。

近鉄の名古屋駅構内の売店で買い物をし、
会計を済ませた「その時」、無意識の内に、
「おおきに!」
と言った自分自身が、少し可笑しかったです...。

さっきまで、そう、名鉄を利用して居た時には、
「ありがとう!」
だったのに...。
それなのに、
近鉄の駅に入った途端、すぐ「愛媛弁/伊予弁」が...。(笑)

名古屋駅の近鉄・名鉄の両駅の雰囲気を御存知の方なら、
きっと解って頂ける筈...。
近鉄は、例え名古屋に在っても、「関西圏の雰囲気その物」で...。

聞えて来る言葉も、
名鉄は、「標準語」か「名古屋弁」or「三河弁」...。
近鉄は、「関西弁」or「大阪弁」or「京都弁」...。

なるほど...。
聞えて来る言葉によって、私の言葉も変化してしまい...。

その「おおきに!」と言った「その時」、
「もう1つ」気が付いた事が有りました...。

それは、名古屋に降りた「その時」から、
自分の「名古屋」の発音が変わった事に...。

名古屋の方、又は、中部圏の方は、
「名古屋(なごや)」の「一音一音の音の高さ」を、
「(な)―(ご)_(や)_」とは発音せず、
「(な)_(ご)―(や)―」と発音します。

この違い、解るかな?

何かの機会で、「名古屋」を御利用の際には、
どうぞ、駅のアナウンスに御注意下さい。
JR・近鉄・名鉄、そして地下鉄の各駅の全て、
「このイントネーション」です...。(笑)


{み}



(明日へ続く...。)



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【愛媛弁/伊予弁】講座...。 [言葉~方言]

(昨日の続きです。)

突然ですが...。

私は、「愛知県岡崎市」生まれです。
【御参照=「康生町(こうせいちょう)」です...。 [名前(1)]/2008-11-24記入分】

しかし、家族にとって、岡崎は、あくまでも「通過地」でしか無く、
私の「父・母・兄」の生まれは、愛媛県です。
(つまり、「田舎=愛媛県」です。)


愛媛県も、当然、独特の「方言=愛媛弁」が有ります。

一口に「愛媛弁」と言っても、場所に寄って様々で、
我が家の場合、「愛媛弁/伊予弁」です。
これは、「関西圏」、特に「京都弁」に良く似て居ます。

ちょっと、「愛媛弁/伊予弁」の御説明をさせて頂きます...。

【「愛媛弁/伊予弁」の代表的な物】


≪曲がる≫
・「邪魔になる事」を、愛媛弁では、「曲がる」と言います。

<例>
(愛媛弁)
「このクリスマスツリー、大きくて曲がるねぇ...。」
(標準語)
「このクリスマスツリー、大きくて邪魔だねぇ...。」

知らない人が聞いたら、
大きくて、「枝や幹が、曲がってしまう事」を心配して居るみたいです。(笑)


≪来ぉわい≫(どうぞ、「こぉわい」とお読み下さい。)
・「来る」事を、愛媛弁では、「来ぉわい」と言います。

<例>
(愛媛弁)
「ほな、行って来ぉわい。」
「ほな、帰って来ぉわい。」(又は、「ほな、いんで来ぉわい。」)
(標準語)
「じゃぁ、行って来ます。」
「じゃぁ、帰ります。」


それと...。
今は、殆ど使われ無くなって居るそうですが、
「夏目漱石」の「小説坊ちゃん」の中で、
あまりにも有名になった「愛媛弁/伊予弁」なので、
これも御紹介させて頂きます...。


≪ぞなもし≫(又は、「なもし」)
・最上級の丁寧言葉で、「お伺い」や「申し上げる」表現です。

<例>
(愛媛弁)
「これは、イナゴぞなもし。知らんのかなもし。」
(標準語)
「これは、イナゴと言う物でございますが、御存知有りませんでしたでしょうか?」


この「小説坊ちゃん」の中での、「この台詞」(生徒の発言)を、
主人公「ぼっちゃん」は、生徒が「からかって」、
こんな「間の抜けた話し方」をしたと、怒ってしまうのですが、
実際には、「物凄く丁寧な表現」だったと言う事をお伝えして...。

何だか「硬い内容」だったので、一息...。

081215.jpg

画像は、愛媛銘菓「坊ちゃん団子」です。
和菓子の「練りきり」の様なお団子です。
三種類の「餡」です。
とっても美味しいですよ!
大好き...。(笑)

さて...。
何故?
我が家の愛犬「コータロー」の次の話が、
「愛媛弁/伊予弁講座」だったのか?

「その理由」は、明日...。
じっくりと...。(笑)


{み}

#宮内康生#yasuomiyauchi#electone



(明日へ続く...。)



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