六月は、雨と湿気の月...。

こう言う時こそ「お香」が大活躍します...。

湿気を含んだ「重い空気」を、
・動かす。
・流す。
為に...。

確かに、この時季、煙は、なかなか真っ直ぐ上に上らず...。



高校の時、英語時間、先生が、
「煙を燻(くゆ)らす」
と言う「和訳」をし、クラス中の皆が、
「そんな表現、古過ぎて(その様子や感覚が)解らない!」
と「大ブーイング」だった事が有り...。

しかし、自分で「お香」を趣味にし始めてすぐに、
「煙」を表現するのは、
「燻(くゆ)らす」と言う「表現」が「ぴったり」だったと解り...。



人が動いた訳では無く...。


風が吹いた訳でも無く...。


なのに「揺らぐ」煙...。


「空気」に溶け込み消える煙の「はかなさ」...。


これも「わびさび」...。


これぞ「わびさび」...。


{み}