「脱力」とは...。:エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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「脱力」とは...。 [日々雑感...。]

思えば、この、「脱力の大切さ」を、何度お話させて頂いた事か...。

「脱力」って言う「言葉」「文字」「その意味」は解って頂いて居ても、
それを「実際に」お出来きになるかどうかは、
残念ながら違うみたいです...。



ふと...。

こんな事を...。



小さい時、多くの方々が行う、
「お手手を、ブラブラ~、パッ!ストン!」
が、「「初めて」の脱力」になるのでは無いかと思い...。



で...。

その時...。



本当は、
「手だけ(腕だけ)」なのに、
ふざけて、
「肩」
「背中(背骨)」
「腰」
まで一緒に脱力してしまい、
「脱力=ふにゃふにゃになる事」と「覚えて」しまうのではないかと思います。

結果、
「鍵盤」を演奏して頂く時の
「基本の「き」」で有る「脱力」が、
上手く出来ず、
「腕の「脱力」」なのに、
「肩」が落ちてしまった状態になってしまったり、
「背中」が丸まってしまったり...。

更に...。

この状態を見て、軽々しく、
「腕だけ「脱力」しましょう!」
なんて言ってしまうと、
「腕だけ?」
「腕だけ脱力?」
「腕?」
「腕??」
「腕のどこ???」
と、どんどん
腕全体に「意識」が行ってしまい...。

結果、
「手首」
「肘」
「二の腕(の筋肉)」
に「力」が入ってしまう事になり...。



とここで、逆に考えてみましょう...。



「手首を硬くしよう」
「手首「だけ」を硬くしよう」
としても、
肝心の「手首」はなかなか硬くならず、
その代わり、
「前腕」
「肘」
「二の腕」
そして、(人に寄っては)
「肩」
「大胸筋」
に「力」が入ってしまいますよね...。

ちなみに...。

「↑この状態で」鍵盤を演奏すると、
指は動かし難い(指が動かない)ですし、
「前腕」は、すぐに「腱鞘炎」みたいな症状になってしまうし、
「(二の腕の)筋肉痛」や「肩凝り」、
下手をすると「腰痛」まで引き起こす結果になり...。



ここで話を少し変えさせて頂きます...。



突然(唐突)ですが、
「前へならえ!」
で腕を上げる時、
絶対に、
「手首」
「腕全体」
に力を入れてやらないですよね?

ただ、
「腕」を「持ち上げる事」
をするだけ、
それだけですよね?

そして、(「前へならえ!」の後の)
「なおれ!」
の時には、
一気に「持ち上げて居た力」を「抜く」だけですよね?

決して、
「腕を下ろそう」と、
「(腕に)力を入れて」動かしたりしないですよね...。



「力を抜く事」
「力が抜けて居る事」
正(まさ)しく↑これが、
「脱力」です...。





さて...。

「右手の「親指」」で「ド」を演奏してみましょう。

「鍵盤」の上で、右手だけ「前へならえ!」をし、
(でも「手のひら」は鍵盤に向けて)
「ならえ!」で
「親指で「ド」」を弾いてみて下さい。



もし、この時、
「親指」(特に「親指の付け根」)が痛かったら、
「ド」に「触れた瞬間」に、
「落ちる腕に「急ブレーキを掛ける」」様にします。

言い換えると
↑この「急ブレーキ」の時に、初めて「腕に力を入れる」訳です。

注意するのは、
↑この時の「力」は、ほんの少しです。
本当に、ほんの少しだけです。





(と、ここまで書かせて頂いて...。)

いつも↓これを書かせて頂く様ですが、
「文字」だけで伝えるのは、やはり「難しい」です。
又、「正しく」伝えられるたかどうか、心配です。

もし良かったら、
何度か、実際に
「前へならえ!」
をなさって頂き、
私の伝えたかった事を感じて頂ければ嬉しいです。

「鍵盤の上」だけで無く、
「机・テーブル」等の上でも出来ます。
「理屈(頭で)」では無く、
「手・腕・肩、そして体で」覚える様になさって下さい。

どうぞ宜しくお願い致します。



今日の最後に...。

「正しい脱力」が出来て居れば、
絶対に「腱鞘炎」にはなりません...。

「コンクール前」や「演奏会の前」等で、
一日何時間も弾き続ける事を、何日もしたとしても、
絶対に...。


{み}



《追記》
鍵盤楽器を「沢山練習をした結果(証明)」の様に、
「腱鞘炎」を持病にする事を誇らしげにおっしゃる方がいます。
これは大きな間違いです。{み}



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どうぞお読み下さい。


{み}



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