こうまでする事の「大切さ」...。:エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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こうまでする事の「大切さ」...。 [仕事(4)伝えたい、この思い。]

これから書かせて頂く
・「数値=データ」。
・「キーボード・パーカッション」の「アサイン」の
 「鍵盤(ドレミ)」の「選択」。
は、
あくまでも「説明上の物」です。
どうぞ、
「この数値に」「この鍵盤に」
・すれば良いと、勘違いしないで下さい。
・しなければいけないと、勘違いしないで下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。



それでは、話を始めます。



【例1.】
リズムで、
「トライアングル・オープン」を、
「16分音符」で打った物を作る場合。

<データ1.>
・「5」「5」「5」「5」/「5」「5」「5」「5」/
・「5」「5」「5」「5」/「5」「5」「5」「5」
 と「一定で」打った物。

<データ2.>

・「5」「3」「8」「2」/「4」「3」「6」「4」/
 「5」「2」「7」「3」/「5」「3」「6」「1」
 と「音量の差」を考えて打った物。





「<データ1.>」
は、「目覚まし時計」みたいな物になってしまいます...。

「<データ2.>」
は、
「人が、実際にトライアングルを叩いた様な感じ」になります...。



「トライアングル・オープン」に限らず、
実際の打楽器を演奏する(叩く)場合、
「どう音量の「差=ばらつき」を付けるか?」は、
その演奏する曲に寄って変わりますが、
でも、
「一定に演奏する(叩く)
 =全部同じ音量で演奏する(叩く)事」は「有り得ない」ですし、
そもそもそんな事は、「不可能」です...。



と言う事を「踏まえて」、話を続けます。



上記【例1.】を、
「キーボード・パーカッション」を使用して、
表現するとします。


<奏法1.>
「キーボード・パーカッション」の「アサイン」を、
例えば「ド」だけにし、
「同音連打」で表現しようとする。

<奏法2ー1.>
「キーボード・パーカッション」の「アサイン」を、
「ド」と「レ」にし、
指番号、
「ド=1(親指)」
「レ=2(人差し指)」
「ドレドレ(~以下繰り返し)」と演奏する。

<奏法2-2.>
「キーボード・パーカッション」の「アサイン」を、
「ド」と「ソ」にし、
指番号、
「ド=1(親指)」
「ソ=5(小指)」
「ドソドソ(~以下繰り返し)」で演奏する。

<奏法3ー1.>
「キーボード・パーカッション」の「アサイン」を、
「ド」と「ミ」と「ソ」にし、
指番号、
「ド=1(親指)」
「ミ=3(中指)」
「ソ=5(小指)」
「ドソミソ(~以下繰り返し)」で演奏する。


<奏法3ー2.>
「キーボード・パーカッション」の「アサイン」を、
「上記<奏法4-1.>」と同じ
「ド」と「ミ」と「ソ」にし、
又、
指番号も「上記<奏法4-1.>」と同じ
「ド=1(親指)」
「ミ=3(中指)」
「ソ=5(小指)」
で演奏する。
しかし、「ミドソド(~以下繰り返し)」で演奏する。






「<奏法1.>」の「同音連打」は、
「演奏する事=打鍵する事」自体「難しい」です。
なのに、
上記「<データ1.>」の様な、
「一定の音量感」の
「目覚まし時計」みたいな物になってしまいます...。
つまり、
「難しい奏法」をしたにも関わらず、
「その「努力」は、報われない、
そんな状態になってしまいます...。

「<奏法2-1.>」の
「指番号が「ド=1(親指)」「レ=2(人差し指)」」
では「同じ強さ」で叩いた様な状態に「近い」です。
ですので、
「<奏法2-2.>」の様に、
「指の力が(人差し指よりは)弱い「5(小指)」」を使い、
「音量の「差=ばらつき」が「出易い様に」、します...。

この「出易い」と言うのが「大きなポイント」です。

「意識して強弱を付けようとする」のでは無く、
「意識しなくても、
 「指の強さ」だけで
 「簡単に」「音量の「差=ばらつき」」が出る様にする訳です...。

ですので、
「<奏法3-1.>」「<奏法3-2.>」
も、上記同様、
「意識しなくても、
 「指の強さ」で「簡単に」」
「音量の「差=ばらつき」」が出る様にします...。

ですので、
「<奏法3-1.>」「<奏法3-2.>」よりも
「音量の「差=ばらつき」」が出る様に
「したけれ」ば、
(又は、「しなければいけない」と思うのならば、)
「ドミソ」では無く、
例えば、
「ドミ「ラ」」で、
「ド=1(親指)」
「ミ=3(中指)」
「ラ=4(薬指)」
「ドミラミ(~以下繰り返し)」か、
「ドミラ(~以下繰り返し)」の「混合で」演奏する。
とか、
「ドミ「シ♭」「シ♮」」で、
「ド=1(親指)」
「ミ=2(中指)」
「シ♭=5(小指)」
「シ♮=5(これも小指)」
「ドミシ♭ドミシ♮(~以下繰り返し)」か、
「ミドミシ♭ミドミシ♮(~以下繰り返し)」か、
又は、これらの「混合で」演奏する。


いずれにしても、
「鍵盤(ドレミ)の選択」と「その時使う指」を、
「自由に「組み合わせて」試してみると楽しいです...。



「トライアングル1つ」だけで、これだけの「こだわり」...。

これを、
「よくやる...。」と思うか、
「なるほど...。」と思うか...。

それは、演奏する方の「自由」です。
でも、
「こうまでする事の「大切さ」」
(「こんなに「こだわる事」の「大切さ」」)
を、お解り頂きたいと思います。


{み}



《追記》
実際の「オーケストラ」や「吹奏楽」の
「打楽器パート」の中で「トライアングルを演奏する時」、
(トライアングルの)
「どの位置を」
「どれ位の力(強さ/弱さ)で」
演奏すれば良いのか、
「きちんと」「物凄く」考え、
時間を掛けて試して居る事は、
勿論、御存知ですよね...。{み}



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