「マイ」の事...。 [マ・チャ・コー]
(昨日の続きです。)
《我が家の猫、「マイ」の事...。》
「マイ」は、我が家で飼った、「最初の猫」でした。
ですから、「マイ」からは、「猫とは、どんな動物(生き物)か」を
沢山沢山教えて貰った気がします。
猫の、
・性格や特徴。
・好きな物&事。
・嫌いな物&事。
等等等...。
「子ネコあげます。」のポスターを頼りに、「マイ」を貰いに行ったあの日...。
玄関先で見せられた、「子ネコ(=「マイ」の事です)」の、その小ささに驚きました。
「イメージして行った子ネコ」よりも、更に更に「小さく幼い猫」でした、「マイ」は...。
(流石に、「目は開いて」おりましたが...。)
その日から、「マイ」は、家族の一員に...。
母のエプロンのポケットに「すっぽり」納まり、
両手(?)をそのポケットに掛けて納まって居る「マイ」の姿は、
「可愛い」としか言い様が無かったです...。
しかし...。
成長するに連れ、近所の「ボス猫的存在」になり...。
ケンカをしても滅多に負けない「強い猫」になりました。
ケンカに明け暮れ、たまに家に帰って来ると、懇々と眠るだけのその姿...。
「マイ」の毎日の食事は、「おかかごはん」でした。
少しでも「白い御飯」が残って居ると、絶対に「そこを」残してしまう「マイ」の為に、
一生懸命、「御飯」と「おかか」を指でかき混ぜました...。
御飯の熱さも気にせず、指で...。
でも、熱いままだと、「食い散らかし」御飯を飛ばす「マイ」の為に、
口で「ふ~ふ~」吹き冷ましながら...。
でも、あまり強く吹くと「おかか」が飛んでしまうので、それに気を付けながら、
待ち切れない「マイ」を、待たせない様に、手早く手早く...。
そんな私でしたが...。
しかし...。
恥ずかしながら、中学、そして高校と、一番「多感」だった時、
「マイ」に「沢山の意地悪」をしてしまった事...。
今思い出しても、胸が痛みます...。
本当は、大好きだったのに...。
何故か...。
「ちょっかいを出す」等と言う「生易しい物」では無く...。
又、「意地悪をする」等と言う「簡単な物」でも、決して無く...。
マイちゃん、ごめん...。
ごめんね...。
「マイ」を思い出す度、心の中で、この言葉を重ねます...。
歳を取って、「最後」の時...。
よく、「猫は、飼い主に死ぬ姿を見せない。」と言いますが、
正に「その通り」でした、「マイ」は...。
家の中に姿が見えず、探した末に見付かったのは、
「道を隔てた」向かいの溝の中で...。
「マイ」は...。
たった1匹で...。
・マイ。
・マイちゃん。
・マイくん。
・マイ吉。(まいきち)
これらが、「マイ」の呼び名でした...。
{み}
(明日へ続く...。)