香り/燻(くゆ)らす...。 [好き(5)香り]
六月は、雨と湿気の月...。
こう言う時こそ「お香」が大活躍します...。
湿気を含んだ「重い空気」を、
・動かす。
・流す。
為に...。
確かに、この時季、煙は、なかなか真っ直ぐ上に上らず...。
高校の時、英語時間、先生が、
「煙を燻(くゆ)らす」
と言う「和訳」をし、クラス中の皆が、
「そんな表現、古過ぎて(その様子や感覚が)解らない!」
と「大ブーイング」だった事が有り...。
しかし、自分で「お香」を趣味にし始めてすぐに、
「煙」を表現するのは、
「燻(くゆ)らす」と言う「表現」が「ぴったり」だったと解り...。
人が動いた訳では無く...。
風が吹いた訳でも無く...。
なのに「揺らぐ」煙...。
「空気」に溶け込み消える煙の「はかなさ」...。
これも「わびさび」...。
これぞ「わびさび」...。
{み}