【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part6. [言葉~方言]
普段の生活の中、
ふとした切っ掛けで「ブログネタ」を思い付く事が有り...。
町で「迷子の犬」を見掛けた時、ふと「コータロー」を思い出し...。
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「コータロー」は、しっかりと繋いで有るので、
「迷子になる」と言う事は、まず無いだろうと思い...。
↓
しかしもし、「コータロー」が、
何かの切っ掛けで「勝手に家を出た」としたら
両親は、さぞ心配をするだろうと思い...。
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「凄く心配した後」に帰って来た「コータロー」に、
両親は、「何と」声を掛けるだろうと思ったら、
今日の「このブログネタ」になりました...。
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何て長い「前置き」...。(^^;) 汗...。
さて...。
「その時」...。
たぶん...。
父「どこ行っとったんぞ!」
母「どこ行っとったんぞね!」
と「怒る」と思います、きっと...。
(これは、勿論「愛媛弁/伊予弁」です...。)
上記の、両親の「愛媛弁/伊予弁」を、それぞれ「標準語」にすると、
父「どこ行ってたんだ!」
母「どこ行ってたの!」
となり...。
再度、さて...。
この、母の「どこ行っとったんぞね!」は、
「どこ行っとったん!」となる事も考えられます...。
更に、その「どこ行っとったんぞね!」は、
「どこ行っとったんぞな!」になる事も考えられ...。
(「標準語」では、同じ「どこ行ってたの!」になります。)
しかし!
しかし!
しかし!
もし、この「ぞな」の次に「もし」と続け、
「どこ行っとったんぞなもし!」
だとしたら、これはもう絶対に、
「コータロー」に対して使う言葉では無い言葉になります。
何故なら、「ぞなもし」を「標準語」にすると、
「どこに行ってたんですか?」
or
「どこに行ってらしたんですか?」
と、
「「少し~凄く」の範囲で」、とても丁寧な「伺い方」の表現で...。
この様に「夏目漱石の坊ちゃん」で有名になった「ぞなもし」は、
やはり「目上 or 年上の方」に対して使う言葉か、
「親しい間柄」でも「丁寧な言葉使いをする時」に用いる言葉で、
決して「からかう」とか「おちょくる」とか、
そう言う思いで使う言葉では無く...。
そう、以前にも触れさせて頂きましたが...。
【御参照=【愛媛弁/伊予弁】講座...。[言葉~方言]/2008-12-15記入分】
と...。
長々失礼しました...。
{み}
《追記》
このブログの「検索ワード」で、とっても多いのが、
・愛媛弁
・伊予弁
です...。
それだけ「興味を持って頂き易い方言」なのかもしれません...。{み}