「演奏中に携帯の着信音」の事...。:エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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「演奏中に携帯の着信音」の事...。 [感謝(1)言葉の代わりに曲で]

先日のニュースでも取り上げられた、
「演奏中に携帯の着信音」の事...。

「舞台で楽器を演奏する事」を仕事にして居る方なら、
必ず経験が有る筈です、これ...。

そして「演奏を中断した or 演奏をし直した」と言う話も良く聞きます...。

 

私も、残念ながら、何回か経験が有ります。

しかし、一度も演奏を中断した事は有りません。

正直、
「中断し、もう一度最初から演奏したい...。」
と思った事は何度も有りますが、
でも、一度も「そう」した事は有りません。

 

 

今も「悪夢の様に」覚えて居るのは、コンサートの最後の曲、
それも、「静かな曲」の「更に静かなシーン」になった時...。

突然、鳴り響き出した「それ」は、もう「暴力」と言っても良い物でした...。

「着信音」が「曲」では無く「携帯のベル音」が、
会場全体の「曲に寄って作られた「緊張感」と「静寂」」の中に...。

 

でも、その時「も」解りました...。

「いきなり」現実に引き戻された事に
怒りを感じていらっしゃるお客様達の中に、
必死になって、その「携帯のベル音」を「排除=聞かない様に」なさり、
私の演奏する音だけに「集中しようとして居る方達」が
多くいらっしゃる事を...。

 

なるほど...。

これは絶対に演奏を止める訳には行かず...。

そう言うお客様の「応援」を、「無」には絶対にせず...。

 

これは「私独りで演奏=決断権は私に」と言う状況だから出来る事で...。

 

今回の様に、
・オーケストラ。
・携帯の着信音が、「マリンバの曲」。
・「停止されない」&「停止される雰囲気も無く、ずっと継続」。
されてしまっては、(曲を)停止せざるを得ないと思います。

 

今度、こんな状況に遭ったら、是非、演奏者の方へ、
「演奏継続の応援」を、心の中で送って上げて下さい...。


{み}



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