本番前にしておきたい事...。 [仕事(4)伝えたい、この思い。]
一年を通して、「いつ」、これを書かせて頂いたら良いか?
「そのシーズン」の「直前」や「真っ只中」だと、
変に意識させてしまいそうですし...。
かと言って、シーズンと離れると、忘れられてしまうし...。
と、考えて居る内にタイミングを逃してしまい、
ずっとずっと、↓この内容を書かせて頂きたいと思って居たのに、
「今日に」なってしまいました...。
これは...。
私自身が、JOCの時に言われた事です。
あまりに「遠い昔の事」で恐縮ですが、
それでも、「今も通じる事」「何かヒントになってくれる事」、
そして「とても大切な事」だと思いますので書かせて頂きます。
それは...。
「本番が近付いたら「練習のし過ぎ」に気を付けて...。」
そして...。
「曲の「部分練習」も止め、
「一曲を「一つの流れ」にする事」=「通し練習」に専念して。」
と...。
ね?
この文章だけでは、
まるで「練習してはいけない」と言って居る様に取られそうです。
(勿論、そんな事を伝えたい訳では無いです。)
話を続けます。
どんな曲でも、一曲の中には、
「簡単に弾ける所」と「難しい所」が有ります。
「人前で演奏をする事」は緊張するものですから、
「上手く弾けるかな?」と言う「心配・不安」から、
「難しい所」「自信の無い所」を「集中的に」練習してしまいがちです。
勿論、これはこれで、とても大切な練習です。
しかし、これは、
「簡単に弾ける所」の練習を少なくしてしまう危険性が高く...。
「人前で演奏した事」が有る方は、こんな御経験が無いですか?
「何故こんな所で?」
と、御自身の「想定」とは全く違う所、
つまり、「簡単に演奏が出来て居た所」で、
何故か「大きなミス」をしてしまった事...。
と今、「簡単に演奏が出来て居た」と書いてしまいましたが、
実際には、「簡単に演奏が「出来ると思って居た」所」と書いた方が
正しいかもしれません...。
「部分練習」を重ねて良いのは、本番よりずっとずっと前の段階で、
本番が近付いてからは、それまで「部分練習」を重ねて掴んだ、
「部分部分の流れ」を「一つに」まとめる練習の段階だと思います...。
これをしないと「曲の中にムラ」が出来てしまい、
結果、「曲が「一つの流れ」」にならない演奏になってしまいます...。
「曲が「スムーズに」流れて行かない」のは、
この練習を怠ってしまった事が原因です。
その部分を演奏する時、
「「その先」に何が有る(有った)かを考えながら演奏する」のと、
その部分に集中する事しか出来ず、
「「その先」を考えずに演奏する」のでは、全く違います。
曲が「先に向かって演奏される=流れる」か、
それとも「停滞する」か...。
これは単に、「指を動かす練習」だけでは、
決して習得出来る事では無い事です...。
もしかしたら、
「人前で演奏をする」と言う事になるのか、
それとも、
「人前で演奏をさせて頂く」=「聴いて頂ける演奏にする」
と言う事になるのかは、
「こんな事が出来て居るかどうか?」が違うのかもしれません...。
いや...。、
きっとそうです...。
と...。
私自身が、JOCの時に言われた「その時」は、
「なんとなく」しか解らなかった事を...。
後に「とても重要な事だった」と「痛感」する事に変わり...。
更に...。
ずっとずっと後になって...。
これを「お伝えする立場になる」だなんて、
全く想像すらしなかった事で...。
{み}
《追記》
今日の「↑この内容」は、何度もお読み頂きたいと思います...。
どうぞお願い致します。{み}