エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言

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エレクトーンの「本当の面白さ」は...。　[日々雑感...。] [編集]

エレクトーンのレジスト（音色やリズムを曲に合わせて設定した物）は、
そのレジストを使って演奏なさる方が、
「良い」
と思えば、それで「良い」のです...。

何も、「無理にそれ以上」を追い求める事は無いのです...。

本当に。

しかし、もし、そのレジストの中に、
「気に入らないな。」
「嫌だな。」
と思う箇所が有るのならば、それは、
そのレジストを使って演奏なさる方にとって、
「良くないレジスト」
なのです、きっと...。

さて...。

問題は、ここからです...。

その「気に入らない事」「嫌な事」を、具体的に、
「どこが」、「どんな風に」、
「気に入らないのか」「嫌なのか」、
きちんと「言葉」「文章」に出来る様になる事が大切なのです...。

と、ここまでお読み頂いて、
「そんな事、してます！」
とおっしゃられるかもしれませんが...。

それは、もしかしたら、
「このレジストの○○（音色名）が、きれいじゃない。」
もっと酷い言い方をすれば、
「このレジストの○○（音色名）が、汚い。」
と言う「言葉」「文章」では無いですか？

これは、例えるなら、
・料理を口にした時、「まずい！」とだけ
・洋服を試着した時、「似合わない！」とだけ
言ったに過ぎないのです...。

「何故、「まずい！」のか？」
を考えれば、「次にする事」が自然と導き出され...。
・調味料（砂糖／塩等）が足りないのか？
・旨味（出汁（だし）／コク）が足りないのか？
・料理が生温い（熱くない／冷たくない）のか？
等等等...。

「何故、「似合わない」のか？」
を考えれば、「次にする事」が自然と導き出され...。
・デザイン（形／型）が、似合わないのか？
・色や柄が、似合わないのか？
等等等...。

「○○（音色名）が、きれいじゃない」、「○○（音色名）が、汚い」、
その「理由」を「言葉」「文章」に出来れば、
「次にする事」が自然と導き出され...。

≪拡がり感が、無い or 有り過ぎる≫
↓
○「リバーブの数値」「PAN設定」を変更する。

≪音質が、硬い or 柔らかい≫
↓
○「ブリリアンスの数値」を変更する。

≪音量が、足りない or 出過ぎる≫
↓
○「Vol.の数値」を変更する。

≪その音色での、感情表現の「範囲」が、狭い or 広過ぎる≫
↓
○「タッチトーン（イニシャル／アフター）の数値」を変更する。
○「ビブラートの設定」を変更する。
○「ビブラート」を「タッチビブラート」に変更する。
○ホリゾンタルタッチ／２ndペダルで、音程に変化を付けた奏法に変更する。
○エフェクトを「付ける」or「変更」し、
　その音色の、「打鍵直後の音の立ち上がり」「離鍵後の余韻」を変更する。
○エフェクトを「付ける」or「変更」し、
　この音色の「打鍵中の「音量／音質」の変化」を変更する。

もし、その「気に入らない」「嫌だ」と思うのが、
「リズム」だった場合も同じです...。

「リズム」の「何が」、そう思わせるのか、
その「理由」を「言葉」「文章」に出来れば、
「次にする事」が自然と導き出され...。

≪ノリや「間（ま）」が、自分の演奏したい物（自分のグルーブ）と違う≫
↓
○内蔵されたリズムの中で、
　もっと自分が演奏したかった（ノリや「間」の）物を探してみる、
　又は、
　自分でリズムを打ち直してみる。

≪曲全体で、リズムの音量が、足りない or 出過ぎるのか≫
↓
○「Vol.の数値」を変更する。

≪曲の「ある部分」の、「ある打楽器」の音量が、足りない or 出過ぎる≫
↓
○自分でリズムを打ち直してみる。

と...。

あれこれ、色々と書かせて頂きましたが...。

もし、これらの事を行う事が「面倒臭い！」と感じ、
「気に入らない」「嫌だ」と思って居るのに、
そのままの状態で演奏すると言う事は...。

それは...。
・料理を、「まずい！」と思いつつ、何もせずに食べ続ける
・洋服を試着した時、「似合わない！」と思いつつ、着続ける
のと同じ事なのです...。

そう、それは、
「面倒臭い！」
と思いつつ、何もしないのと同じ事なのです、きっと...。

もう、今日は、多くを語らず、これで...。

｛み｝