長い長い「ボタンパーカッション」の話...。:エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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長い長い「ボタンパーカッション」の話...。 [仕事(4)伝えたい、この思い。]

(昨日の続きです。)

是非、今日の内容と合わせて、
「昨日の内容」もお読み頂きたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。



それでは、今日の内容の始まりです...。



210626.jpg

以前、
「ボタンパーカッション」と言う「機能」を搭載した
エレクトーンが在りました。

【EX-42】とか、
【E-20】【E-3】とか、
【D-3R】【D-2B】等のエレクトーンです。


・左手鍵盤の「左側」に。
・白い「縦長の物」が「4っつ」並んで居て、
「主に」、左手の「指」や「掌(てのひら)」で演奏しました。


↑上部画像、右から、
①=ホワイトノイズ(「※1.」御参照)
②=クラベス「みたいな音」(「※2.」御参照)
③=ボンゴ(「Low」)「みたいな音」(「※2.」御参照)
④=コンガ(「Low」)「みたいな音」(「※2.」御参照)
の音色でした。





「※1.」
この「①=ホワイトノイズ」は、
ボタンを押して居る間は、ずっと「鳴り続けました」。
ですので、
このボタンを
・「伸ばす」(4分音符/2分音符等)
・短く「叩く」(8分音符等)
を「使い分けて」リズムを「作り出す」面白さが有りました。


<例1.>
〇「4分音符」と「8分音符」を組み合わせて。
<パターン1.>4分音符/8分音符・8分音符
<パターン2.>8分音符・8分音符/4分音符


<例2ー1.>
〇「8分音符」と「8分休符」を組み合わせて。
(解り易くする為に、「休符は、色を変えました。」)
<パターン3.>8分休符・8分音符/8分音符・8分音符
<パターン4.>8分音符・8分休符/8分音符・8分音符
<パターン5.>8分音符・8分音符/8分休符・8分音符
<パターン6.>8分音符・8分音符/8分音符・8分休符

<例2ー2.>
〇「8分音符」と「8分休符」を組み合わせて。
<パターン7.>8分休符・8分音符/8分音符・8分休符
<パターン8.>8分音符・8分休符8分休符・8分音符



<例3ー1.>
〇「4分音符」と「8分音符」と「8分休符」を組み合わせて。
「<パターン>」は書かせて頂きませんが、
「4分音符」「8分音符」「8分休符」を自由に組み合わせて。



これらのパターンを「自由に」組み合わせると、
たったこれだけで、
「(リズムの)ノリ」みたいな物が作り出せて、
凄~く面白いです。



「※2.」
この、「みたいな音」と言うのが「ポイント」です。

楽器の音色
「クラベス」「ボンゴ(「Low」)」「コンガ(「Low」)」
として捉(とら)えるのも面白いですが、
それよりも、
↑これらを、
「High」「Middle」「Low」の「3種類の打楽器」として捉えて、
「「※1.」で示した「パターン」」を「自由に組み合わせた」物に、
この「3種類の打楽器」も「自由に当て嵌(は)めて」。

こちらも、
「(リズムの)ノリ」みたいな物が作り出せて、
凄~く面白いです。


又、その際、
「この「3種類の打楽器」だけ」でも面白いですが、
「①=ホワイトノイズ」を、
「ハイハット・クローズ」の様に、
「8分音符で叩き続けながら」、
「この「3種類の打楽器」」を「合わせる」のも、
凄~く凄~く面白いです。



話を続けます。



ここまでお話させて頂くと、お気付きだと思いますが、
この「ボタン・パーカッション」を「考える(説明する)」時、
「左からの順番」では無く、
「「演奏者」から見ての順番」の方が解り易いです。

「基本は」、
(あくまでも「「基本的な」考え方」です。
 どうぞ「自由な指」で、
 又、「掌(てのひら)」で、演奏なさって下さい。)
一番手前の「①」は、「左手の「親指」」で、
そして、その次の「②」は、「左手の「人差し指」」、
続いて「③」は、「左手の「中指」」、
最後の「④」は、「左手の「薬指」か「小指」」で、
演奏しました。

再度、その「順番の話」ですが、
「ボタン・パーカッション」の「並び」をここに書くと、
(一番最初の画像の様に)
「④」「③」「②」「①」と言う考え方になると言う事を、
「再度「確認の意味を含めて」」、
覚えておいて頂ければと思います。



さて...。



「ボタン・パーカッション」の「もう1つの面白さ」は、
「ミスタッチ」です。

例えば、
「「②」を叩く「筈」だったのに「③」を叩いてしまった...。
 でも、その時、
 このパターンは「②」よりも「③」の方が良いと気が付いた...。」
とか...。

例えば、
「ずっと「①」で叩く「筈」だったけれど、
 途中で「ふと思い付き」、
 「④」で(その「①」で叩く「筈」だったパターンを)叩いた...。
 これはこれで「有り!」だ、
 又は、「別の曲で使えそうだ!」と思った...。」
とか...。



よく、
「「エレクトーンの「R. P. P. 」(リズムを自分で作れる機能)の
 「使い方が」解らない。」
と言う御質問を受けます。

でも、その大半は、
この「R. P. P. 」の「使い方」が「解らない」のでは無く、
「「R. P. P. 」で、
 「どんな打楽器で」
 「どんなパターンを」
 打ち込んだら良いのかが「解らない」」みたいです。

勿論、「リズム(「8BEAT」「SAMBA」等)」の
「「勉強」「も」」必要だと思います、が、それよりも、
「まず、「打楽器で「遊んでみる」」」
「まず、どんな「パターンを「叩けば」、
 どんな「ノリ」になるのか?」を知る事」
の方が「重要」だと思います...。



この内容の最後に、
↓こんな御提案です...。

随分前から、
エレクトーンで「「リズムを作る事」が「可能に」なりました。」
又、
「リズムに「合わせて」演奏する事」も「普通に」なりました。」

でも...。

「リズム」(フル「ドラムセット」)まで行かなくても、
「1つの打楽器だけを使用して演奏」とか、
「テンポが「1小節の中で「自由に変わる」」演奏」とか、
そんな演奏「も」、とても楽しい物だと、
この「ボタン・パーカッション」で
「体感・体験」して頂ければと思います。

事実、この「ボタン・パーカッション」が
「大活躍した時代の演奏」は、
「そう言う「楽しさ」」を「体感・体験」出来ました...。


「今の「キーボード・パーカッション」」は、
「ボタン・パーカッション」を「進化させた物」だと思います。
そう考えると、
「「そう言う「楽しさ」」が、「更に倍増」すると思います...。


「キーボード・パーカッション」を「使う」切っ掛けにも、
昨日と今日の内容がお役に立つと、信じて居ます...。



それでは、今日はこの辺で...。


{み}



《追記》
「①」の「ホワイトノイズ」は、
この「ボタン」を「押している時は「ずっと」鳴り続けて居るので、
(「ずっと」鳴り続けさせながら)
・右足(エクスプレッションペダル)を
 「最低」~「最高」までを、
 「ゆっくり」と
 「何度も」
 繰り返して「波の音」を表現。
したりしました...。

でもこれだと、一人では「曲と一緒に演奏」が出来ないので、
(二人以上の)アンサンブルで、
一人が、「この波の音」を担当しながら、
「引き潮」等を弾いたりしました...。

でも...。

「この「ボタン・パーカッション」が搭載されたエレクトーン」は、
どれも、「タブレットの時代」なので、
「タブレット=音色のレバー」は「無限の「3段階」」なので、
例えば、
・「①を押しっ放し」にする。
・「ボタン・パーカッション」の「レバー」を、
 「「0(ゼロ)~3まで」
  (レバーを)下げたり上げたりを繰り返す。」
  (これで「波の音」になる。)
と、「少しだけ頑張って」、こんな「イントロ」で始まり、






後に(ずっと後に)
【ME-600/400】や【HSシリーズ】で、
「WAVE」の名前で「波の音色」が搭載されたのは、
もしかしたら、
↑「こう言う「歴史」が有ったから「かも」」しれません...。{み}



《追追記》
↑上記の「波」と同様に、
「当時、良く使った「効果音」」です。
・「①」と一緒に
・左手鍵盤(LK)の「最低のド」を弾く。
 (同じ「左手で」。)
その際、
・「16'(16フィート)の音色」を使う。
これで「地響きの様な「効果音」」になります...。

↑これを鳴らしながら、
・「右手鍵盤(UK)」の「高い音域で」、
  「4'(4フィート)以上」の音色」で、
  「サスティーン」を「長目(ながめ)」にして、
  「グリッサンド」や「トリル」で「キラキラした音」を表現。
「これは何ですか?」
と訊かれると、
「あの...。」
「その...。」
と「説明は難しい」のですが、
「良く耳にする「効果音」」になります...。{み}



《追追追記》
この記事で、
上記のエレクトーンの
【EX-42】とか、
【E-20】では、
「ボタンパーカッション」に「1」「2」が有り、
「2」は、
「違うホワイトノイズ(①よりも「こもった」印象的な音)」や、
「クラッシュシンバル「みたいな音」」等の音色でした。
が、触れませんでした。{み}



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