自分で撮影した画像です...。 [誰もが弾いた、あの日あの時...。]
※
この記事を書かせて頂いたのは「2014年8月27日(水)」です。
それ以来、多くの方に御覧頂いております。
その中で、
私の撮影したこの【FX-20】の画像を
勝手に無断使用した方がおり非常に迷惑しております。
このブログの「画像を含む全ての内容」の、
無断転記や複写をお断り申し上げます。
どうぞ宜しくお願い致します。(2016年12月21日(水)記入){み}
最近、ネットで【FX-20】の画像を「検索」なさった方が、
私のこのブログにお越し頂いた事を知りました。
「そう言えば...。」
と、私自身、このブログに【FX-20】の画像は、
何をアップして有ったのか、調べてみると、
意外な事に、1枚のみ...。
更に、この記事で書かせて頂く様な「内容」は、皆無で...。
と言う訳で、↓ここに一挙に...。
まずは、↓この画像から...。
↑
まず「鍵盤の全体像」です。
やはり「ソロ鍵盤」が、大きな特徴の楽器でした。
「ソロ鍵盤」は、この後のモデルから無くなりました。
「「LEAD VOICE」が「ソロ鍵盤」の代わりになるから。」
と言うのが「その理由」でした。
しかし、私は、「そうでは無い」と思って居ます、今でも。
何故なら、
「UPPER鍵盤」を弾きながら「ソロ鍵盤」も一緒に演奏する奏法は、
エレクトーンならではの「演奏方法」だと思うからです。
と、あまりここで、↑この事触れ過ぎると、
長くなり過ぎるので、先に進みます。
さて...。
この【FX-20】や【FX-1】、
そして、同じ【F型】の【FS-70】、
そして、それを「ステージモデル」にした【FX-3】、
これらの「ソロ鍵盤」は、
それまでの【GX-1】や【EX-1】の「ソロ鍵盤」と、
少し違いました。
「SOLO to UPPER」、つまり、「UPPER鍵盤」に、
「ソロ鍵盤」で選択した音色を「落として」使った時の、
「ソロ鍵盤」の音色の「在(あ)り方」が違いました。
(↑こう言う風に使用する事を「「落として」使う」と言いました。)
例1.)
・「SOLO to UPPER」した状態で、上鍵盤で「ド」を弾く。
・上鍵盤の「ド」はそのままで、「ソロ鍵盤」で「ミ」を弾く。
・その「ソロ鍵盤」の「ミ」を離す。
【GX-1】【EX-1】の場合。
・上鍵盤の「ド」に「ソロ鍵盤」で選択した音色が鳴る。
【FX-1】【FX-20】の場合。
・上鍵盤の「ド」には、「ソロ鍵盤」で選択した音色が鳴らない。
何故、↑この様な違いになったのか「定か」では有りませんが、
「私にとっては」、その「違い」は大きかったです。
と言うのも...。↓
例2.)
・「ソロ鍵盤」に「TRUMPET」を選択。
・「SLIDE」を「それなりに」掛けておく。
↑この状態で「例1.)」の「ド」と「ミ」を、
細かい音符(16分音符以上の細かさ)で演奏する。
(「トリル」や「トレモロ」の様に)
【GX-1】【EX-1】の場合。
・「例1.)」の状態なので、「TRUMPET」の「トレモロ奏法」になる。
【FX-1】【FX-20】の場合。
・「例1.)」の状態なので、「TRUMPET」の「トレモロ奏法」にはならない。
(一番最初の「ド」「ミ」のみ「SLIDE」が掛かるが、
その後は、「ミ」のみが発音する状態になる。
当然、その「ミ」は「SLIDE」が掛からない。)
↑この「奏法」を見付けたのは、
絶対に「私だけ」では無かったと思いますが、
当時、「この違い」を「正式に」指摘したのは、
何故か「私だけ」でした...。
何故か...。
次の【FX-20】の画像です。↓
↑
これ、「通称」で「引き出し」と呼ばれてました。
別に、わざわざ(「通称」で)「引き出し」と付けなくても、
「引き出し状態」=「引き出して使用する状態」なので、
「引き出し」に違い無いのですが、
この【FX-20】【FX-1】の前のモデル、
それもずっと前から「引き出し」と呼んでました...。
でも、同じ「引き出し」でも、
少しずつ「その役割」は違いました。
それまでの【E-20】や【E-70】等は、
「小さい「つまみ」にされた状態」で、
「レジストをセットしておく」場所でしたが、
【FX-20】【FX-1】は、
・オルガン音色を作成し、それを「オルガンボタン」に記憶させる。
・「ユーザービブラート」を設定する。
(「ビブラート」を掛けられる「U」「L」「LEAD」「SOLO」の全音色を
「個々に」設定する事が可能。)
(ただし「DELAY VIBRATO」は「LEAD」「SOLO」のみ設定可能。)
・リズムシーケンスプログラマー。
の「機能」を集めた状態の「引き出し」でした。
ちなみに...。
【GX-1】の「引き出し」は、
他のどのエレクトーンの「引き出し」とも異なり、
・「ピッチ(チューニング機能)」
・「ピッチ(デチューン機能)」
・「「U」「L」「P」音色の「フィート設定」」
でした...。
更に続けます。【FX-20】の画像です。↓
↑以前【GX-1】の画像を御紹介させて頂く時も書かせて頂きましたが、
これらの画像を見ると、
「ボタンが多過ぎて解り難そう」と思われそうですが、
実は「理路整然」と、
しかも「「使いたいボタン」が「使いたい場所に有る」」状態で並んで居ます...。
ですから、この【FX-20】【FX-1】「も」、
「演奏中に「ボタンに触れる=音色やリズム、そして機能を変える」事」が、
とてもやり易かったです。
【F型】のエレクトーンは、
「「ボタン」になったエレクトーン、その「元祖」」と言う呼ばれ方をしました。
この当時を御存知の方々は、
今でも、そんな印象、そしてそんな「語り方」をしていらっしゃいます。
この【F型】が発売になってすぐ、
「何故、エレクトーンは「ボタン」になったのか?」
「何故、エレクトーンを「ボタン」にしなければならなかったのか?」
と言うのを、御説明させて頂きました。
その説明を気に入った方々が「口コミ」で広げて頂き、
結果、何年も何年も、その御説明を続けせて頂く事になりました...。
そして...。
↑この「理由」をきちんと御理解頂いた上で、
【F型】の次の【HXシリーズ】【HSシリーズ】に移行して頂ければ、
「機能を理解する=慣れる」までの時間を「最短に」して頂けた様で、
とても嬉しかったです。
これは、長年の「講座・講演」の内容の1つですが、
モデルチェンジの際に、
「前の、そして「それ以前の」モデル」の、
「「変化」と「その理由」」をきちんと御理解して頂いて居る事は、
「とても重要」だと思います。
絶対に...。
今日のこの記事の最後に、↓こんな話を...。
【FX-20】は、【FX-1】と言う「ステージモデル」を
「家庭に置けるデザイン」そして「買えるモデル」と言う形にし、
登場しました。
↑この考え方は「初めて」で、
それまでの【GX-1】【EX-1】(それ以前の【EX-42】)は、
「そのエレクトーンをヤマハへ練習に行く」と言う時代でした。
その「練習」、つまり、その楽器は、
「誰でも出来る」訳では無く、
「EC(エレクトーンコンクール)」「EF(エレクトーンフェスティバル)」や
「JOC」の「それなりの大会」に選ばれなければ、
「練習する事」もさせて頂けませんでした...。
つまり、
【GX-1】【EX-1】【EX-42】を「弾く事」が「憧れ」になり、
それを「目標に」頑張ると言う考えが成り立って居ました...。
更に、その「練習の時間」を「好きに取れる(好きに予約出来る)」のは、
本当に「限られた方々」だけでしたので、
「自由に練習出来る様になる為に、もっと頑張って勉強する」必要が有りましたし、
それが「大きな目標」にもなって居ました...。
しかし...。
それが、この【FX-20】の登場に寄って、
「家庭で(家で)」「いつでも」練習出来る状態になりました...。
果たして...。
「↑こう言う状態になった事は、果たして「良かったのか?」「悪かったのか?」」、
当時、これを議論した事が何度か有りました。
しかし、議論をした所で、
既に「↑こう言う状態」になってしまった事は、
変わらず...。
又、変えられず...。
でも、「とても有意義な」議論だったと、今でも思います。
ちなみに...。
【FX-1】と【FX-20】は「完璧に(何もかも)同じ」では無かったので、
やはり、【FX-1】を演奏するのは、
「きちんと・それなりに」練習する必要が有りましたが...。
{み}
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このブログは、
私、宮内康生が
「ヤマハ(株)」
に所属して居た時、
「エレクトーンデモンストレーター人生30周年」を記念に開設した物です。
「ヤマハ(株)」「(株)ヤマハミュージックジャパン」
とは一切関係無く、
私、宮内康生が独自に管理運営して居る物です。
開設当初から、「nice!/コメント/トラックバック」等の受付は、
無い方向で管理運営させて頂いております...。
申し訳ございませんが、
何卒、御了承下さいます様、お願い申し上げます。
このブログの「画像を含む全ての内容」の、
無断転記や複写をお断り申し上げます。 {み}
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