実は、その時...。01-02. [裏話...。(コンサート等の)]
(昨日の続きです。)
その時は、お客様にインタビューさせて頂く為、
客席全体が、明るくなっておりました...。
そして、そのお辞儀をさせて頂いた私は、
この時、「久し振りに」、自分の足元を見る事が出来た訳です...。
その時、私の目に、飛び込んで来た物が有りました...。
一瞬、自分の目を疑う私...。
しかし...。
それが「現実」だと解った瞬間、頭の中が「真っ白」になった私...。
嘘っ...。
いつの間に?
何故?
お客様には、これ、気付かれた?
それは、底が捲(めく)れ上がった状態の私の靴でした...。
それも、「左足」の...。
やはり、靴は、傷(いた)むのが早いです...。
職業柄...。
特に...。
靴は、新しいと堅くて弾き難いし、
かと言って、「それなりに」柔らかく弾き易い状態になると、
「突然壊れる」のが、「常(つね)」で...。
ですから、「今回も」、十分に気を付けて、
「最高の状態にして」本番に臨(のぞ)んだのですが、
それでも...。
その時、心の中は、かなり動揺しておりましたが...。
しかし...。
お辞儀を終え、体を起こした時には、
既に「平常心」を取り戻しました、私...。
えぇ、エレクトーンデモンストレーター暦、30年ですから...。(笑)
「こう言う事=突発的事故」は、
決して「この時が」始めてでは有りませんし...。(笑)
エレクトーンの椅子に座り直した私は、
「いつもの「おまじないの言葉」」を、心の中で呟きました...。
「あんなに練習したんだから...。」
「本番は、魔物!」
「ステージは、魔物!」
です...。
何が有るか解りません...。
そんな時、いつも「乗り越えて来た」のは、
↑この「おまじないの言葉」のお陰です...。
あんなに練習したんだから...。
例え、どんな事が起きても...。
例え、どんな状況になっても...。
良い演奏が出来無い筈が無い...。
ここで動揺し、満足出来無い演奏をしたら、悔しい...。
こんな事位に負けてたまるか!
「あんなに練習したんだから...。」には、
こんな思いが、沢山沢山籠(こ)められて居ます...。
勿論...。
この「おまじないの言葉」を、より「確かな力を持った物」にする為には...。
やはり、相当量の練習が必要で...。
こんな事、自分で書いてしまう私って...。
やっぱり、「相当のおバカ」です...。(笑)
{み}
(内容は、更に明日へ続く...。)
《追記》
その靴は、早速...。↓
この修理屋さん、きっと、いつも不思議に思って居るんだろうなぁ...。
いつも、「傷むのは、左足」だから...。(笑){み}