なるほど...。 [日々雑感...。]
最近、↓この出来事を良く思い出します。
もう30年近く前の出来事なのに...。
こう言うのって「執念深い」?
でもね...。
某年某月某日...。
それは、仕事で伺った某地方都市での事...。
そこで「プレゼント」されたのは、「温泉卵」(6個入りのパック)でした。
と言っても、「その実施会場」の近くには勿論、
その某地方都市にも「温泉」は一切無く...。
(ましてや、その土地の「名産品」でも無く...。)
更に、誤解の無い様に、書かせて頂くと
↑この人物は、
決してその「イベント」に関わった方達の中のお一人でも無く、
ましてや、私の「ファン」の方でも無く...。
と、この人物の「詳細説明」は、もうこれ以上せず、
先に進みます...。
その「温泉卵のパック」は、
それを入れた袋は勿論、
よくスーパー等で卵や野菜等を買った時に使う
「ビニールの袋」にすら入っておらず...。
つまり、「剥き出し」の状態で...。
それは、その「イベント」が終了し、
私が、帰る為、その場所の「最寄り駅」へ歩き始めた直後で...。
つまり、そこには、この人物と私しかおらず...。
従って、この人物が、↑こう言う事をしたと知るのは、
この人物と私しか居ない訳で...。
それはただ、
「これ、美味しいから食べて下さい。」と、
手渡され...。
私、今「も」アホだけど、
当時の私は、「もっと」アホで、
それを受け取った時から、ずっと、
「わざわざ私の為に買って持って来てくれたんだ...。」
と言う「嬉しさ」や「有り難さ」や「恐縮する思い」に包まれ、
ついでに(更に「輪を掛けた」アホさで)、
「何て優しくて良い人なんだろう...。」
と、ずっと感激&感動した状態で...。
ですから、
どう考えてみても「不自然な状態」の「剥き出し状態」を全く「疑わず」、
「剥き出し」のままでバッグに入れ、
「その御好意を「無にする」=卵を割ってしまう」のは大変!」
としか考えられず...。
それを「安全に」入れる「手段」を確保する為に、
その「最寄りの駅」で「お土産」等等等を大量に買い、
それをクッションにし、
更に、その大量に買う事で「ずうずうしさ」を帳消しにしたつもりになって、
「すいません、もし良かったら、「袋」、一枚余計に貰えませんか?」
と、そのお土産を買った場所で言い...。
ここまで来ると、私、相当の「アホ」です...。
本当に...。
さて...。
その翌日は...。
以前からの予定で、
我が家へ「人寄せ(=つまり友人達を呼んで手料理を振舞う事)」が有り...。
私は、そこで、
「昨日の「感動」」を熱っぽく話ながら、
その温泉卵も、その方達へ「お出し」し...。
その私の話を聞きながら、友人の一人が、
「あのさ、それって...。」
と言い掛けたのを、
別の友人が、慌てて遮(さえぎ)り...。
私は、相当な「アホ」、にも関わらず、
(だったらこの状況でも「それ」を気が付かなければ良いものを)
↑この状況「だけで」、
やっと「その事=事の真相」に気が付き...。
そう...。
その、「剥き出しの温泉卵」を使って、
その人物が一体「何をしたかったのか」を、
ようやく理解するに至り...。
なるほど...。
なるほど...。
な~るほど...。
と、「その時の奇妙な出来事の「点」」が、「線」で結ばれて...。
その人物が、それを私に渡す時の「最後の一言」、
「絶対に途中で捨てないで下さいね!」
の「理由」も解り...。
その場では、
「捨てる?何故捨てなければいけないんだろう?」
「折角わざわざ買って来てくれた物を捨てるなんてする訳無いのに...。」
と、「?」だった事も、
「なるほど...。」
と「合点の行く事」となり...。
それでも、
「そう言う事」を「された」事、そして「その人物」への「怒り」よりも、
「そう言う事」を「された」事への「惨めさ」を大きく感じる結果となり...。
そう...。
それが、その人物の「一番したかった事」で...。
なるほど...。
「凄い世界」に居ます、私...。
{み}
(何故、最近、↑この出来事を良く思い出すのかは、明日へ続く...。)