エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part10. [言葉~方言]

ちょっと間が空いてしまいましたが、
久し振りに「【愛媛弁/伊予弁】講座...。」です。

いつも書かせて頂く事ですが、
このブログで「愛媛弁/伊予弁」の事を書かせて頂く様になっても、
「そんなに書かせて頂く事は無いだろう。」と思って居ました。

でも、
・これも
・あれも
それも
「愛媛弁/伊予弁」だったと気が付く事が有り...。

今日も、「ふとした切っ掛けで」気が付いた言葉です。

それは、「もんた」です。

これは、「帰った」「戻った」事です。



家や職場等、どこかに「帰った時」に、
それを迎えた人が、
「もんた?」
「もんたか?」
「もんたんか?」
と言います。

つまり、
「帰った?(戻った?)」
「帰ったか?(戻ったか?)」
「帰ったのか?(もどったのか?)」
と言う意味です。


そして、↑この「疑問文の返事」に、
「もんた。」
と言う時が有り、これは、
「(うん、)帰った。(戻った。)」
「(ええ、)帰りました。(戻りました。)」
と言う意味になります。



さて...。

ここから、少し複雑になりますが、
この「もんた」の「疑問文」を、
「帰った(戻った)本人」に「直接」言う場合は、
「帰ったのか?(戻ったのか?)」よりも、
「おかえりなさい」の意味が強いのではないかと思います。


又、この(「もんた」の)「疑問文」を、
「帰った(戻った)本人では無い第三者」に言う場合は、
「帰って来たか?」
か、
「戻って来たか?」「戻ったのか?」
と言う意味になります。



つまり...。



ここからは勝手な解釈ですが、
「もんた」は「戻った」の
「訛(なま)った物」ではないかと思います。



話を少し変えます。

この「もんた」は、↓こんな使い方もします。

それは、
「もんて来(こ)ぉわい。」
です。


↑これは、
「もんた」の後に、
「愛媛弁」の「来る=来(こ)ぉわい」
を続けた言葉です。

意味は、
「「帰って」来ます。」
です。

しかし、この「もんて=帰って」は、
・帰省する。
・一旦(どこかへ)帰る事。
で、
「「帰った後に」再び「その場所・地域」へ戻って来る」
言う意味が有る場合にだけ使います。
【御参照=【愛媛弁/伊予弁】講座...。[言葉~方言]/2008-12-15記入分】
  


<例>
(愛媛弁)
Aさん「ほな、もんて来(こ)ぉわい。」
Bさん「気ぃ付けて。いつもんて来る?」
Aさん「来週、もんて来(こ)ぉわい。」
(標準語)
Aさん「じゃぁ、帰省(帰国等)します。」
Bさん「お気を付けて。いつ戻って来るのですか?」
Aさん「来週、(今いる場所・地域へ)帰り(戻り)ます。」



今日の最後は、少し解り難い内容になってしまいました...。

もう、今日は、多くを語らず、これで...。


{み}



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{み}



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