エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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【愛媛弁/伊予弁】講座...。Part11. [言葉~方言]

ちょっと間が空いてしまいましたが、
久し振りに「【愛媛弁/伊予弁】講座...。」です。

今回は、↓これです。



≪~(し)もって/~(し)よって≫

<例>
(愛媛弁)
「行きもって話ししょう。」
(標準語)
「行きながら(歩きながら)話をしましょう。」


<例>
(愛媛弁)
「先、行きよって。」
(標準語)
「先に行って。」





私の考えでは、
歩きよって話ししょう。」とか、
先、行きもって。」と言う言い方は、たぶんしないだろうと思います...。


でも、
「歩きよって転んだ。」とか、
「行きもって話したらいかんよ。」と言う言い方は、します...。
又、(しつこいですが、)
「歩きもって転んだ。」とか、
「行きよって話したらいかんよ。」と言う言い方も、たぶんしないと思います...。


どう言う場合(行動)に「もって」なのか、
どう言う場合(行動)に「よって」なのか、
きっと「何か「きまり」が有る」のだと思いますが、
私には、「その明確な答え」が解りません...。
すいません...。



話を続けます...。



<例>

(愛媛弁)
「忘れたらいかん思いもって忘れた...。」
(標準語)
「忘れたらいけないと思ったのに忘れた...。」


<例>
(愛媛弁)
「(誰かに注意する為に)忘れたらいかん言いよって、
 (私が)忘れた...。」
又は、
「(誰かに注意する為に)「忘れたらいかんよ」て
  言わないかん思いよって、
 (私が)忘れた...。」
標準語)
「(誰かに注意する為に)忘れたらいけないよと(偉そうに)助言した
 (その私が)忘れてしまった...。」
又は、
「(誰かに注意する為に)「忘れたらいけないよ」と
  言わなければいけないと思っていた
 (その私が)忘れてしまった...。」





この感じ(ニュアンス)、文章だけで伝えるのは、本当に難しいです。

でも、
(人に対しての)「思い」や「言葉」と、
(自分自身に降り掛かった)結果や行動が「違う」時、
↑こう言う言い方をします。



ちょっと複雑になり過ぎた感じなので、
ここで「まとめ」です。

つまり、
「言いながら=言いもって」
「書きながら=書きもって」
「見ながら=見もって/見よって」
「持ちながら=持ちよって」
等の表現と、
「言ったのに=言いもって/言いよって(言いよったのに)」
「書いたのに=書きもって/書きよって(書きよったのに)」
「見ていたのに=見もって/見よって(見よったのに)」
「持っていたのに=持ちよって(持ちよったのに)」
等の表現が、
~(し)もって/~(し)よって」です。


と言った所で...。

それでは...。また...。


{み}



(「愛媛弁/伊予弁」繋がりで、でも内容は変わりますが、明日へ続く...。)



《追記》
本当に、軽い気持ちで、
↑この「~(し)もって/~(し)よって」を書き始めたのに、
説明の難しさに、何度も、「没っ!」にしてしまいそうでした...。

でも、とても「愛媛弁/伊予弁」らしい言い方ではないかと思い、
頑張って書かせて頂きました...。

御理解頂ければ幸いです...。
どうも有り難うございました。{み}


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