エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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見直してみませんか? [仕事(4)伝えたい、この思い。]

↓この内容は、お子さんに対してだけで無く、
むしろ、大人の方に是非お読み頂き、試して頂きたいと思います。



エレクトーンに限らず、
「鍵盤楽器」や、
「鍵盤状の楽器(木琴・鉄琴等)」を
小さい頃から習い始めると、
「その時の状態」で、
楽器と自分の位置を記憶してしまい、「そのまま」になりがちです。

つまり、
身長は伸び...。
腕も伸び...。
手その物も大きくなり...。
なのに、楽器と自分の位置は「そのまま」にしてしまうのです...。


この様な状態だと、
「腕」や「足」の長さが「余る」ので、
無意識の内に、
・肘が「極端に」曲がり、力が入った状態。
 (↑この状態で「手首も曲がった状態」の方も多くいらっしゃいます。)
になっています...。

又、エレクトーンの場合、
同様に無意識の内に、
・椅子は「左側(つまり「足鍵盤を演奏する方」)」を
 下げた「斜め」の置き方。
での演奏になり...。
(最初は「真っ直ぐ」に置かれた椅子なのに、
 演奏中に、どんどん、↑こんな風に「斜め」に移動しています...。)

↑これらの状態での演奏は、腱鞘炎や腰痛に繋がり易いです。



何故、楽器と自分の位置は「そのまま」になるのか?

それは、
「目で」楽器と自分の位置を覚えているのが、大きな要因です。



実際に(↑こう言う方に限らず)、
楽器と自分の位置を「正しい位置」にする為に
今まで御自分が座っていた椅子を、楽器から離してみると、
「凄く距離が出来てしまったみたいで、不安です。」
とおっしゃる方が多いです。

本当は「数センチ」しか離していなくても、
御本人は「数十センチ」離された様な、
そんな気持ちになられるみたいです...。



そして、時々、
「隣から演奏してるみたいです。」
と言う「例え」をなさる方や、
「楽譜が遠くなって見難いです。」
とおっしゃる方もいらっしゃいます...。



でも、↑この「正しい位置」だと、
・肘は、脱力され「それなりに」曲がった状態。
・左足を「広いスペースの中で無理無く動かせる様に」なる。
ので、すぐに「離した状態」を気に入って下さいます...。


そして、
今まで「楽譜の一部」を見ながら演奏していた事に気が付かれて、
「楽譜全体」を見ながらする演奏する事に変えて頂き...。

これだと、
「今演奏する場所」では無く、
「次に演奏する場所」も一緒に見られるので、
演奏が「停滞した感じ=もたった感じ」になりません...。



と、ここまで「書かせて=打たせて」頂いて、
「もしかしたら、
 「PCと」自分の位置も、同じ様な事が言えるのかもしれない...。」
と思いました...。



いつもの事ですが、
文章だけできちんと伝えられたかどうか、ちょっと心配です...。

是非、じっくりと「実際に」試してみて下さい...。
どうぞ宜しくお願い致します。


{み}



《追記》
私が中学生の時、
「エレクトーンを演奏する時、どんな事をすると「恰好良い」か?」
を、(その当時)一緒に習っていた友達と、
互いに見ながら「直し合い」しました。

結論は、
「自然な姿が一番良い」
と言う「当たり前の結果」でまとまりました...。

「自然な」と言うのは、
「不自然で無い」と言う事で、
「必要な動き」なら良いけれど、
「不必要な動き」は「要らない」と言う事で...。

なんだか「ややこしく」なってしまいました...。

が!

これだけはお伝えしたいのが、
「演奏を終える時」に、
既に「鍵盤を叩き終え、触れたままの腕」を、
「「鍵盤から離す時」に「上げる動き」」は、
絶対に「不自然」で「不必要」な動きだと思います。

もし、その「最後の音」が「fff(フォルテシモ)以上」の音で、
尚且つ「短い音符(最長でも「四分音符」)」で、
鍵盤を「叩く」「強さ」の「反動」で腕が上がるのなら、
それは「自然」で「必要」な動きだと思います...。

でも、そもそも、
鍵盤を「叩く」のは「力」では無く、
「腕の重さ」を利用する為に、腕を「少しだけ」高い位置から「下ろす」
だけなのです。
それを理解して頂くのが「難しい」みたいですが、
まず、この、
「「力」で演奏する」と言う思いを
変えて頂かなければいけないみたいです...。

そして、
「「力」で演奏する」姿の方が「恰好良く見える」と言う思いも、
変えて頂かなければいけないみたいです...。{み}


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