エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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こんなアドバイスを...。 [仕事(4)伝えたい、この思い。]

以前、私の生徒さんで、
人前で演奏する時の「緊張感」で困っていらっしゃる方がいて、
↓こんなアドバイスをさせて頂いた事が有ります。

今回は、それを書かせて頂きます。

いつもの事ですが、
「文章だけで上手く伝わるかどうか、心配」です...。

以下は、私が、レッスンの時、その生徒さんへお話した内容です。

とその前に...。

・これは、決して「緊張しなくなる方法」では有りません。
 「何かの参考に」して頂ければと思います。

・これは、「演奏当日=本番の日」まで、
 「ある程度の日数が有る場合」での事です。

↑この二点を御記憶頂いて、それでは、↓どうぞ...。





<1.>
「冷たい言い方かもしれないけれど、
 「緊張しない方法」は、残念ながら無いと思います...。
 演奏に限らず、
 「人前で」何かする時、
 「きちんとやり遂げたい」「間違えたく無い・失敗したくない」
 と思うのは当たり前で、
 そう言う「心配・不安」な思いが「「緊張感」を作るから」です...。」
「一番良く無いのは、
 「緊張感」を無くそう(「緊張感」を取り除こう)」と、
 「緊張する事」と闘ってしまう事です。
 「落ち着け!落ち着け!」なんて思ったら、益々緊張してしまいます。」
「この場合の「緊張感」は、「演奏を終えるまで、無くならない」です...。」
「でも、もし良かったら、こんな方法を試してみたら如何ですか?」


<2.>
「今日このレッスンの帰りに、
 「今まで食べた事の無い「味」」の
 キャンディーとか、チョコレートとか、
 何か買って帰って下さい。」


<3.>
「それは、
 ずっと口の中に残ってしまう様な物では無く、
 例えば「タブレット」の様に、
 口の中で溶けたり、
 「いざとなったら、噛んで飲み込める様な」、
 そんな物を選んで下さい。」


<4.>
「さて...。
 今日から、もう、「曲の部分練習」はしないで、
 「1曲を(最初から最後まで)「通して演奏」する練習」しかしない様にして、
 「本番当日」を迎える様にして下さい...。」


<5.>
「そして、練習で「1曲を通した演奏」をしたその時、
 「きちんと演奏出来た」
 「上手に演奏出来た」
 と思ったら、
 (その時)1つ、それを口に入れて(つまり、食べて)下さい。」
「でも、絶対に、その1つが、口の中からきれいに無くなるまで、
 つまり「食べながらの演奏」はしないで下さい。」
 (「食べる事」に専念し、それだけを行って下さい。)


<6.>
「もし「あまり良い演奏じゃなかった」と思った時は、
 絶対に、それを口にしないで下さい。」
「その時は、もう一度演奏しても良いし、
 そこで(練習を)止めても構いません...。」
「その「もう一度」の演奏で、
 今度は、
 「きちんと演奏出来た」
 「上手に演奏出来た」
 と思ったら、同じです。
 1つ、それを口にし、又、「食べながらの演奏」はしないで下さい。」


<7.>
「この、
 「きちんと演奏出来た」
 「上手に演奏出来た」
 事を、
 「それを口にした(食べた)事」」で覚えておきましょう...。」
「「一体「何個」、「本番までに」それを口にした(食べた)か?」を
 「目で「も」確認出来る様に」、
  「その「包み」や「パッケージ」は「捨てずにとっておいて」下さい...。」





こうしながら、日々の練習を「本番当日」まで続けて下さい...。

そして...。

ここからが一番大切な事です...。





<8.>
「「本番当日」、
 「本番=自分の演奏時間」が近付いて来たら、
 舞台袖に集合する前に、
 「1つだけ」、それを口にして下さい。
 舞台袖は「飲食厳禁!」なので、
 絶対に、舞台袖に着く前に、「口の中からきれいに無くなる様に」して下さい。
 もしかしたら「本番前」で緊張していて、喉を通らないかもしれません...。
 「噛んでしまえる様な、そんな物を選んで下さい...。」と言ったのは、
 「こう言う時の為」です...。
 「無理をしない程度で」噛んでしまっても良いです...。」


<9.>
「舞台袖で「自分の出番までの時間」、
 「今まで、一体「何個」、それを口にしたか?」を思い出してみましょう...。
 その「個数」が、きっと「大きな力になって」あなたの演奏を助けてくれます。」



<10.>
「そして、最後に...。
 舞台袖から舞台へ行く時、
 「一度だけ」、良いですか「一度だけ」ですよ、
 心の中で、こう言いましょう。
 「あんなに練習したんだから大丈夫!」と...。」





ここまでお読みになって、
「え?こんな事で?」
と思われる方もいらっしゃると思います...。

↑最初にも書かせて頂きましたが、
これは、決して「緊張しなくなる方法」では有りません。
でも「何かの参考に」して頂ければと思います。


{み}



《追記》
上記「<4.>」の「曲の部分練習をしない」に関しては、
以前、書かせて頂いております。

http://yasuomiyauchi.blog.so-net.ne.jp/2012-01-18
【本番前にしておきたい事...。[仕事(4)伝えたい、この思い。]】

もし良かったら、↑こちらも御覧下さい...。{み}


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