想い出(幼い頃):エレクトーンデモンストレーター宮内康生の独り言。:So-net blog
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10代の私...。 [想い出(幼い頃)]

(昨日の続きです。)

「十代」を振り返ると...。
(↑「遠い遠い」過去です。(笑))


エレクトーンを弾いてばかり居ました。
学校の勉強、「そっちのけ」で...。(^^;) 汗...。


それは、決して「練習」と言う物では無く...。
その時の「不安」な気持ちを、エレクトーンにぶつける様に...。


どうしても将来、「エレクトーンに関係する仕事」に就きたくて...。
でも、「どうやったら」、そう言う仕事に就けるのか解らず...。



私より、ずっとずっと上手な人達が、周りに「ひしめき」...。
その上手さに、ただただ感心するしか無く...。
でも、そう言う人達が、次々、「それ」を諦めて行くのを目の当たりにし...。
(「進学」「受験」で...。)





エレクトーンに向えば向う程、益々「不安」になる日々...。
その「不安」をぶつける為に、エレクトーンに向う日々...。

「悪循環」...。

「悪循環」...。

「悪循環」...。

「その繰り返し」が、いずれ「大きな答え」に繋がるなんて、
考えも、想像も出来ず...。



そんな時...。



どうしても「フルベース」のエレクトーンが欲しくて...。
(「フルベース」=「ベース鍵盤」が、「2オクターブ」の事です。)



当時【D3-R】を持って居ましたが、
それでは、どうしても「ベース」の練習が出来ず...。



両親と「交渉」し、「却下!」され...。

それでも、食い下がり...。

最終的には、「親と口をきかない」と言う「強行手段」に出て...。
(それでも、買って貰えず...。)



ねばりにねばって...。

何度も「交渉」し...。

やっと【E-70】を買って貰い...。

益々エレクトーンに向う日々...。

練習(?)のし過ぎから、血尿...。

それでも、弾き続け...。



一年経たない間に、ベースを「2本」折りました...。(笑)
(注意=決して、「力を入れて」弾いた訳では無く...。)



エレクトーンの修理に来た方が、
「どうやったら、これが折れるんですか?」
と不思議がって居ましたっけ...。
(↑「これは1本目」の時で、「2本目」は、呆れてました...。(笑))



そんな日々でした...。


{み}



《追記》
↓エレクトーン【E-70】です...。

E-70.jpg

「懐かしい」を通り越し...。

涙...。





「歳を重ねると涙もろくなる」と言うのは、本当でした...。(笑){み}



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転校初日...。01-05. [想い出(幼い頃)]

(昨日の続きです。)

結局...。

「恥ずかしさ」を「秤(はかり)=天秤(てんびん)」に掛けると、
「食い意地が張って居る」と思われる方が、
「話をきちんと聞いて居なかった」=「ドジ!」と思われるよりも大きく...。(笑)



なので...。
「寿司折」は、机の中に残し、「避難訓練」に参加しました...。



でも...。



「避難訓練」に参加中も、ずっと...。



校庭に集まってからも、ずっと...。



「全部持って、空っぽにしなさいと言ったでしょ!」
と後で怒られるんじゃないかと、ずっと心配で...。
(結局、↑こんな心配は無用で、怒られませんでしたが...。)



これがもし,
・学年の初め。
・学期の初め。
の転校だったら、同じクラスに「他の転校生」が居たかもしれず、
「その子と相談して」or「その子の様子を見て」
行動出来たのかもしれませんが...。



こんなに年月が経った今、この歳(47歳)になっても、
「防災訓練」「避難訓練」と言うと、
↑この、「どぎまぎした記憶」が蘇ります...。(笑)


{み}



《追記》
思えば、
「九月一日」=「防災の日」=「防災訓練」と言う事から、
この「続きの内容」を書かせて頂きました...。

それが、今日は、もう「九月五日」...。

ずっと
・何故?
・防災訓練の話は、何処に?
と疑問に思われた筈...。

本当に、長々、失礼しました...。m(_ _)m...。
そして、最後までお読み頂き、どうも有り難うございました...。{み}



《追追記》
「転校で心配だった」、「卒業アルバム」の件ですが、
この新しい小学校での「撮影」は、「まだ」で...。
ですから、しっかり「卒業アルバム」に「写って」おります...。

しかも!

以前の小学校から「卒業アルバム」購入のお誘いも有り...。

ですから私は、
「2冊」、小学校の「卒業アルバム」を持っております...。{み}



(色々な都合で、明日は、お休みを頂戴します...。)m(_ _)m...。



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転校初日...。01-04. [想い出(幼い頃)]

(昨日の続きです。)

そして、「その後」...。

それは、四時間目の最中に...。

「その後」の「意味」がお解かりにならない方は、
どうぞ、昨日の内容をお読み下さい...。



授業中にも関わらず、「放送」を知らせるチャイムが鳴り...。



続いて...。




















「避難訓練開始」を知らせる放送が...。



その、「今日が避難訓練の日」と言う事は、
随分前に告知されて居た事らしく、
担任の先生もクラスの皆も、妙に落ち着いており...。


しかし、転校初日の私にとっては、これは、「相当面食らう出来事」で...。



そして!

その時!

その放送は、
「机の中の物を全部持って校庭に集合しましょう!」
と続き...。

この時も、
「何で?」
「どうして、「机の中の物を全部?」なんだろう?」
と思いましたし、
今、このブログの為に、↑これを書かせて頂いても、
「不思議だなぁ...。」
と思います。
普通、「避難する時は、何も持たずに!」
と言われる筈なのに...。



話を続けます...。



しかし、その放送は、
「校庭に皆さんが集合して居る時、
 各クラスを回って、机の中に何も物を置いて行って無いか調べます。」
と続き...。



これで、
「絶対に、机の中を空っぽにしなければならないらしい...。」
と思いましたが...。



でも...。

しかし...。

その日の私の鞄の「状態」は...。





「全教科の教科書とノート」を入れた鞄は、「ぎっしり満杯!」で...。





とても、「予測しなかった「あれ」」を入れる「余地 or 余裕」が有りません...。





そう...。

「あれ」とは...。




















「「寿司折」のお弁当」です...。



でも!

でも!

でも!

「↑これ(寿司折)」だけを「手に持って」歩くと言うのは、
如何にも「大切な物なので、別に持って居る」様で、
「食い意地が張って居る!」
と見られそうで、とても恥ずかしく...。



しかし!

しかし!

しかし!



「机の中は、空っぽにしなければならない」らしく...。
「↑これ(寿司折)」を(机の中に)置いて行くと、
後で、
「全部持って、空っぽにしなさいと言ったでしょ!」
と怒られて、
「ドジ!」
と見られそうで、これも、とても恥ずかしく...。



と、ただでさえ緊張状態の転校初日に、こんな「どぎまぎ状態」が重なり...。



さぁ、どうする...?


{み}



(明日へ続く...。)



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転校初日...。01-03. [想い出(幼い頃)]

(一昨日、そして昨日の続きです。)

新しいクラスで...。
緊張して「挨拶」をし...。

その後、一時間目...。
続いて、二時間目...。
まだ緊張したままの、三時間目...。


そして...。
三時間目と四時間目の間の「休み時間」...。

その時、私には、今でも忘れる事の出来ない事が起きました...。

廊下から、私を呼ぶ声が...。

見ると、さっきの「事務員」さんの姿が...。

その手には...。




















1個の...。




















「寿司折」...。


その「事務員」さんの、
「宮内君、お母様からお弁当が届きましたよ!」
と言う声を聞きながら「それ」を受け取り、
お礼を言いつつ、
「隠す様に」、「それを」、机の引き出しに滑り込ませた私...。

「寿司折」の「理由」は、解っております...。

母が忙しくて、お弁当を作って居る時間が無かった事を...。

それに、(昨日も書かせて頂きましたが、)
近所に、
・お弁当。
・お弁当になる様な物。
を売る店が無かった事も...。

それに、「転校初日は、きっと、色々と大変だろう...。」と、
母が「大奮発!!!」してくれた事も...。

でも...。
でも...。
でも...。

そんな「目立つ物」を...。

しかし!
しかし!
しかし!


「もっと凄い事が起きる」転校初日は、まだ始まったばかりです...。


{み}



(更に更に、明日へ続く...。)



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転校初日...。01-02. [想い出(幼い頃)]

(昨日の続きです。)

転校初日...。

「どんな時間割になって居るか解らない。」

それに、母は「その日」、引越しの色々な手続きで、
小学校に一緒に行った「その足で」、市役所等、
色々な場所に行かなければならず、「留守にする予定」で...。

だから、
「もし必要だったとしても、家に取りに帰れない。」

と言う「理由」から...。

・全教科の教科書とノート。
・絵の具。
・習字道具。
それに、
・裁縫道具まで。
本当に本当に、「必要な物全部一式」を持って、小学校へ...。


ちなみに...。
「↑こんな状態」ですから、
「全教科の教科書とノート」を入れた鞄は、「ぎっしり満杯!」で...。





これ、後の話で「凄~く重要なポイント」になります...。
どうぞ「御記憶」下さい...。(笑)



話を続けます...。

まずは、「事務手続き」をし...。

その時、事務員の方が、
「うち(その新しい小学校の事です)は、
 「給食センター」を利用しており、
 転校初日から、3日間は、数の関係で給食が間に合いません。
 ですから、今日から3日間は、お弁当をお願いします。」
と言われ...。


ちなみに、「前の小学校」は、自校に「給食室」が有り...。


母は、↑この、想像していなかった「事態 or 展開」に、
相当慌てておりました...。
えぇ...。
先述の、「自分の用事」が待っておりましたので...。

それでも、
「後で届けます...。」
と言い、その場を離れ...。


私は...。
新しいクラスへ...。


{み}



(明日へ更に続く...。)



《追記》
書くまでも無いと思いますが...。

まだ、
・コンビニ。
・ほか弁屋さん。
の無い時代の話です...。

それに...。

「その近く」には、小さなスーパーマーケットが1軒在るだけで...。{み}



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再度、転校...。(転校初日...。01-01.) [想い出(幼い頃)]

今日は、「九月一日」=「防災の日」で、
「防災の日」=「防災訓練」と言う事で、こんな内容です。

この内容も、(「も」です。)以前から書かせて頂きたかった内容です。
と...。

書き始めて、
「これは、ちょっと長い文章になりそうだぞ...。」
と思っております。

どうぞ、最後までお付き合い下さい。
宜しくお願い致します...。



さて...。

以前、↓こんな内容を書かせて頂きました。
【御参照=附属から公立へ...。 [エレクトーン_習う]/2008-11-26記入分】

実は私、↑この他に、「もう一度」、転校の経験が有り...。

それも、
・小学校6年生。
・2学期の終わる直前の12月。
に...。



↑何故、こんな「中途半端な」時に?



それは、両親が、「建て売り」の住宅を購入し、
その工事完成が、ちょっと(大分(だいぶ)?)遅れたのが、
「理由(原因)」でした...。



ちなみに...。
同じ「千葉県某市」の「市内」での引越しでした。

「6年生の2学期の終わり」です...。
ですから、
「転校する or しない」は、あんたが決めなさい。」(注意=愛媛弁です。)
と両親から言われ...。



もし、「転校しない」となると、
・家~(バスで)駅へ。(約30分。)
・2駅乗車。(約10分。)
・駅~(バスで)小学校へ。(約30分。)
と言う形...。



一方、
「その新しい小学校」は、その家から、徒歩5分...。
しかも!
「バス停に向かう途中」に在り...。



「「転校」と言う「嫌な経験」を「もう一度」経験する?」
と言う気持ちと、
「でも...。毎日、↑これだけの距離の移動、しかも「往復」...。
 それに、凄い早起きが必要になるし、帰りも遅くなるし...。
 出来る?そんな生活?」
と言う気持ちと...。



それに...。
「そんな短期間しか居ない小学校で、きちんとクラスに溶け込める?
 そのままの「流れ」で、中学生だぞ!」
と言う心配と...。



再度、ちなみに...。
「6年生」です...。
「前の小学校」では、「修学旅行」は、勿論、
既に「卒業アルバム」の「撮影」も終わっており...。

「同じ市内だから、
 きっと、新しい小学校でも、
 「卒業アルバム」の「撮影」が、終わって居る筈...。」
「新しい小学校での「卒業アルバム」は、
 何も写って無い様になるぞ...。」
と、↑こんな心配も...。



でも...。

でも...。

でも!

しかし...。

しかし...。

しかし!



やはり、「近さの魅力」には勝てず...。
転校を決意した私...。



そして...。

いざ...。

転校...。

その初日...。


{み}



(明日へ続く...。)



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「おさるのキーコ」と「岩国」...。 [想い出(幼い頃)]

小学校の時です。
(確か4年生の時でした...。)

転校して来た女の子が、
とても楽しそうに読んで居る本が有りました。

それが、「↓これ」です。

090806.jpg

【おさるのキーコ/今井誉次郎】

その子が、本当に楽しそうに読んで居たので、
お願いして貸して貰いました。

確かに、とても面白く...。

とても読み易い文章と、解り易い内容で...。

一度読み終わって、返したのですが、
それでも「また」読みたくなり...。



借りて、返して...。

借りて、返して...。

借りて、返して...。

そんな事を「何度も」繰り返して...。



とても優しい女の子で、何度借りても、
一度も「嫌な顔」をせず、快く貸してくれて...。

子供ながら、「その性格の良さ」を、いつも感心しておりました...。



でも、残念ながら、その子は、「1年間だけで転校」...。

転校する時、
「宮内君が、そんなに気に入ったのならば、この本をあげる。」
と言ってくれたのですが...。

その子が、
「この本、大好きなおばあちゃんが買ってくれたんだよ。」
と、そのおばあちゃんの話をしてくれた事が有り、
「そんな大切な本なら...。」
と、貰えませんでした...。



「そのおばあちゃん」は、山口県の岩国に住んで居るとの事...。

ですから...。

それからずっと...。

今でも...。

「岩国」と聞くと、
・その女の子の事。
・「この本=おさるとキーコ」の事。
を「一緒に」思い出します...。


{み}



《追記》
このブログを書かせて頂きながら、思い出した事が...。

その女の子が、
・「片栗粉をお湯で溶いた」葛湯が好きだった事...。
・文字を書く時、1文字1文字、その「線の書き始めと書き終わり」に、
 「小さい小さい点」を作りながら書く事...。
・ムーミンの「ニョロニョロ」が、大好きだった事...。
も思い出しました...。

そして...。
・岩国が、本当に大好きだった事...。

一度、その子が、いつも「岩国大好き」と言うので、
「そんなに好きだったら、岩国に転校しちゃえば良いのに!」
と言って、(その子を)泣かしてしまった事が...。

ごめんなさい...。{み}



《追追記》
大人になって、何度か、「この本」を探してみたのですが、
残念ながら、「古本でも」「復刻版でも」見付けられず...。
是非、読み返してみたい一冊です。{み}



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母の事...。01. [想い出(幼い頃)]

(昨日の続きです。)

「父方の祖母」の話、そして「母方の祖母」の話...。
そして今日は、母の話です...。


「その」附属小学校に通って居る時は、バス通学でした。
【御参照=「みやすやおうち」...。 [名前(1)]/2008-11-25記入分】

学校の行きは、兄と二人でしたが、帰りは、一人でした。


ある日...。
いつもの「降りるバス停」に近付いた時、
そのバス停付近で大きな交通事故が起きて居たのが、
バスの中から見えました。
(車同士の、大きな事故でした。)


その交通事故は既に起きて居て、
それを横に見ながら、家に向かって歩く私...。
凄い大きな交通事故でした...。


その時!
私の目の前に!

全速力で、私の方に駆け寄って来る母の姿が...。

それは、私の知って居る「母の走り方」、
つまり「女性特有の足を斜め後に蹴る姿」では決して無く、
正に、「全速力」or「猛ダッシュ」&「力走」の姿で...。

初めて見る「その母の姿」は、
その大きな交通事故を見た「インパクト」よりも、
ずっとずっと大きい物でした...。


「その母」は...。
私の姿を見ると...。
「いつもの走り方に」、戻りました...。


後で母が言うには、
・大きな音がしたので見てみたら、私の姿が見えた。
・康生が交通事故に巻き込まれた!
と思ったそうで...。

なるほど...。

でもね...。

「大きな音がした時」は、既に、「事故が起きた時」で...。
「それで見てみた」と言う事は、「事故が起きた後」と言う事で...。
更に!
「その時点で」私の姿が見えたと言う事は、
私自身が事故に巻き込まれたと言う事は、決して無い訳で...。

と、「冷静に」考えて見れば、解る事なのに...。


ちなみに...。
私の人生の中で、「母のこの走り方」を見たのは、
この時だけです...。


{み}



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母方の祖母の話...。 [想い出(幼い頃)]

(昨日の続きです。)

昨日は、「父方の祖母」の話でした...。
今日は、「母方の祖母」の話です...。

その「父方の祖母の話」よりも、もっと前の事、
つまり、「もっとずっと幼かった頃の話」です...。


ある日...。
母方の祖母に連れられて、一緒に近所に買い物に出掛けました...。


その買い物をする場所に行くには、
狭いですが、とても交通量の多い道を横断しなければならず...。

・狭くて、横断歩道も無い様な...。
・田んぼの中の「一本道」で、歩道も無い様な...。
そして、
・真っ直ぐな「一本道」なので、車が容赦無く飛ばして行く様な...。
そんな道でした...。


その場所に来た時、祖母が、こう言いました...。

「康生さん...。
いつかきっと渡れる時が来るから、
焦って飛び出したらいけませんよ...。
いつかきっと来るから...。
渡れる時は、きっと来るから...。」
と...。
(注意=愛媛弁です。)

それっきり、何も言わず、じっと待つ祖母...。
飛び出さない様に、私の手をしっかり繋いだまま...。

090512.jpg

私は、
「こんなに沢山車が走って居るのに、そんな時来るんかなぁ...。」
と思いましたが、
それでも、じっと待って居ると、車が途切れる時が来ました...。
それも両方の車線、一度に...。

まるで、「渡るのは、今ですよ...。」と言う様なタイミングで...。


それ以降、何度も、祖母と「その道」を横断する事が有りましたが、
祖母は、いつも、「同じ事」を言い「同じ行動」をし、
又、「その同じタイミング」は、必ずやって来ました...。
いつも...。


それは、あまりにもいつも「同じ事」だったので、
それからしばらくしてからは、私の方が、
「おばあちゃん、ずっと待ってれば良(え)ぇんよね?」
と言う様になりました...。


そして...。
いつの頃からか、どんな道でも必ず、そして同じ様に、
「待って居れば、必ず渡れる時が来る」
と解った私...。

不思議な事、「それ」は、どんな道でも必ず、
「そのタイミング」来て...。

更に...。

いつの頃からか...。

生きて居て、ちょっと大変な時に、
祖母の「この言葉」が...。

今度は、「大きな支えに」、変わりました...。

「康生さん...。
いつかきっと渡れる時が来るから、
焦って飛び出したらいけませんよ...。
いつかきっと来るから...。
渡れる時は、きっと来るから...。」


{み}



(更に、内容は変わりますが、明日へ続く...。)



《追記》
「父方の祖母」は、私の事を「やっちゃん」と呼んで居ましたが、
この「母方の祖母」は、私がどんなに幼くても、
「康生さん」としか呼びませんでした。
(この祖母に、「やっちゃん」呼ばれた記憶が、全く有りません...。)

私は、「父方の祖母」も、勿論大好きでしたが、
「母方の祖母」の「こう言う所が」、大好きでした...。{み}



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父方の祖母の話...。 [想い出(幼い頃)]

(昨日の続きです。)

私の「父方の祖母」の話です...。


私が、小学生の時の夏休み、
母と兄の3人で、愛媛に帰省しました。
(父は、仕事の関係で帰省しませんでした...。)


愛媛の田舎での生活は、楽しかったのですが、
それでもやはり、最後の方は、
「早く「自分の家(千葉)」に帰りたい...。」
と思いました...。


そして、帰宅の朝...。


「某、超有名乳酸菌健康飲料会社」から祖母へ、
大きなビニール袋に入った「レモン」が、
数袋届きました...。

090511.jpg

「こんなに沢山のレモンは、何?」
と思って居る私に、
「ばぁちゃん、なぁんも寂し無いんよ。」
「これしよったら、あっと言う間に一日過ぎるし...。」
「これで、また、沢山お金貰(もろ)ぅて、送ってあげよな...。」
と言う祖母...。

それでも、「事情が」解らない私に、祖母が、
「その、乳酸菌健康飲料で使うレモン」の「皮むき」の内職をして居る事を
説明しました...。

「ばぁちゃん、そんな事しよったんか...。」
と思う私...。


そして...。


帰宅の為、タクシーが動き出したその瞬間...。
私の脳裏に、
独りで祖母が、レモンの皮むきをする姿の映像が、急に...。

黙々をレモンの皮むきをする、その姿は、
とても寂しそうで...。


それと共に、泣き出してしまった私...。
自分でもびっくりしました...。

あんなに「早く帰りたい。」と思って居たのに、
その時は、「帰りたく無い...。」と思った私...。


そして...。
それ以来...。


その、「乳酸菌健康飲料」の「レモン味」だけは、
どうしても、駄目になりました...。
「その祖母の姿」が思い出されて...。


{み}



(明日へ、更に続く...。)



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「サインはV」と「手作りの苺のショートケーキ」...。 [想い出(幼い頃)]

(昨日の続きです。)

「サインはV」を思い出す時、私は、
「手作りの苺のショートケーキ」も一緒に思い出します...。

090330.jpg

何故?

何故「そんな取り合わせ」で?

それは...。

小学校3年生...。
「そう言う状況」のクラスの中で...。
エレクトーンと「巡り合った」私...。

習い始めたテキストの後に、
・1曲ずつのシートで
・数曲
付いて居ました。

当然、「習い始め」の私には、難しくて弾け無い曲ばかりでした。

きっとそれらには、
「頑張れば、こんな曲も演奏出来る様になるよ!」と言う、
「無言のメッセージ」が籠(こ)められて居たんだと思います...。
たぶん...。

その中の1曲に、「サインはV」が有りました。
(他には、「魔法使いサリー」も...。(笑))





と、ここまでお読みになって、「?」と思われた方...。
お手数ですが、このブログの「過去の物」からお探しの上、
お読み下さい...。m(_ _)m

話を続けます...。

「そんな状況」の中...。
それでも親しくなった友達が居ました。
「ピアノの上手な女の子」でした...。

ある日、私の家に遊びに来た、その女の子...。
エレクトーンに置いて有る「そのシート楽譜」を見付けると、
「これ、弾いてみたいから貸して。」
と、それを借りて行きました...。

当時はまだ、「コピー」の機械がとても高く、
ましてや、「複合機」として、「個人で」持てる様な時代でも無く、
又、コンビニに行って「気軽にコピー」なんて時代でも、
当然有りませんでした...。
(そもそも、コンビニ自体、まだ無い時代です。)

話を続けます...。

しかし...。
しかし...。
しかし...。

「そのシート楽譜」は、返って来ませんでした...。
どんなに「催促」しても...。

その女の子に「返してくれる様に」話す度、
「惚(とぼ)ける or はぐらかす」、その女の子...。

私は、「そのシート楽譜」に「何か有った事」を、
薄々感じて居ました...。

やがて...。

その「催促する事」も、諦めた頃に...。

その女の子が、
「明日必ず、その女の子の家に来て欲しい事」を、
伝えて来ました...。

その理由も、何も話さず...。
半ば「強引」に...。

その翌日...。
約束通り、その家に行った私...。

その玄関に入ったとたん、
その家の中は、「甘い香り」で一杯でした...。

通された場所で、待つ私...。

やがて、そこには...。

「苺のショートーケーキ」が...。
その女の子のお母さんが作った事は、
「それ」を見ればすぐに解りました...。

驚きでした...。
世の中に、「こんな物を作れるお母さん」が居る事を...。

ただただ、驚く私...。

「その手作りの苺のショートケーキ」を前に、
ただ只管(ひたすら)驚き続ける私に、
その女の子が、こう話して来ました...。

あのね...。
もし...。
もしだよ...。
あのシート楽譜、弟とケンカした時、
お姉ちゃんを泣かしてやろうと、
弟が、ビリビリに破いてしまったとしたら...。
ねぇ、宮内君?
もしそうだったら、怒る?

なるほど...。
なるほど...。
なるほど...。

その女の子が、いくら言っても返してくれない理由が、
これで解りました...。
そして、この「手作りの苺のショートケーキ」の理由も...。

その時、別に怒りもせず、でも、何と応えたかは、
残念ながら忘れてしまいましたが...。

しかし、その時!

そう言われたその時!

その台所から、「こう言う叫び声」が発せられたのは、
はっきり覚えて居ます。

あ~~~っ!
ケーキが、半分以上無くなってる~っ!!!

そう...。

それは...。

たぶん...。

声の感じから...。

「その張本人=シート楽譜を破ったその女の子の弟」の声に
間違い有りませんでした...。(笑)


{み}



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くまのジョン...。 [想い出(幼い頃)]

【クリスマスの想い出...。】

≪某年の12月24日。(クリスマス・イヴ)≫

まだ私が、幼稚園にも通って居なかった、クリスマス・イヴの夜...。

両親が、突然、「今日が何の日か?」を説明し始めました。

今日が、
・クリスマス・イヴと言う「日」だと言う事...。
・サンタクロースと言う「人」が来る事...。
そして、
・何か、プレゼントを置いて行ってくれる事...。

しかし...。
しかし...。
しかし...。

あまりに「幼過ぎた」私には、
両親のこれらの説明が、全く理解出来ませんでした...。

何回も訊き直す私...。
何回も...。
何回も...。
しかし、それでも理解出来ない私...。


困り果てた両親...。
困惑する私...。


そこで、兄が、こんな発言を、突然っ!


「やすお、ほんとうは、さんたくろーすなんていないんだよ!」
「でんきやさんが、あとでこっそり、げんかんに、
くまのあんかをおいていくんだよ!」
「わかった?」

≪注意≫
その時の兄も「幼かった」ので、「全部ひらがな」にしてみました...。(笑)

おにぃちゃ~ん...。(T_T)...。

兄にしてみれば、「両親」、そして、「私」を助けたかったんだと思います...。


でもね...。

やっぱりね...。


その時私は、まだ状況が「全く把握出来ない」中、それでも、
・サンタクロースと言う「人」は、居ない!
・電気屋さんが、後で、「くまのあんか」と言う物を持って来る事。
そして、
・それは、何故か、「こっそり」と「玄関に置かれる」と言う事...。
これらの事だけは、しっかりと理解出来ました...。


この年齢で、もう「サンタクロースは、居ない」事を理解してしまった、私...。

おにぃちゃ~ん...。(T_T)...。

↓画像は、「その時の」、「電気あんかの熊」に似て居る物です...。

081225.jpg

ちなみに...。

何故か?
私は、この「電気あんかの熊」に、「ジョン」と名前を付けました...。


くまのジョン...。


何故?
何故?
何故、英語の名前???

(^^;) 汗...。

皆さん、どうぞ良いクリスマスを!

それでは...。


{み}



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